剣の女王と烙印の仔 5 (MF文庫J)/杉井 光
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【総主教が殺された戦勝祝典より十日後。
クリスはミネルヴァとお互いに傷ついた身体を看病しながら、自分の烙印の力について改めて考えていた。
クリスは今まで戦う理由を誰かに預けてきたが、“ミネルヴァを護るために”と自らの意志を自覚し始める。
そんな時、フランチェスカは次の総主教を決める密議へ参加するため、
銀卵騎士団をパオラたちに任せ、ジルベルトだけを伴ってプリンキノポリへ戻る。
その隙に現れた次なる敵、王配侯ルキウスの攻撃が連合軍を猛追する! 徐々に明かされていく刻印の謎、テュケーの恩寵―世界を揺るがす「神の力」が顕現する緊迫の第5弾。】

■ 感想とか色々~

正直ミネルヴァ・クリス・フラン・ジルベルトと比べるとニコロは影が薄いので、出だしにこれだけページを割かれてると、「よかったね…!!」と咽び泣く思いがした。泣かないけど。別にそこまでニコロ好きなわけでもないけど。
おっさん頑張れ! そういえばおっさん要素ってあんまり無いですよね、失敗をした上の世代があって、それにもう一度挑戦する下の世代(主人公達)という構図が無い。
せいぜいフランのお父さんが出てくるくらいか? と思ったら嘘書いた。
ミネルヴァとシルヴィアのお母さん(先代)が言うなれば「失敗」か。お父さんも失敗かね。あの人いささかえぐい生き方をしている。
若者頑張れー!!!(無責任)

「回春」で検索をかけるとマッサージ関係に行く、「回春 意味」で検索をかけると知りたいことが出てきた。
まあ春が回るだしねー ヒエロヒニカがあまりにも若くて驚いた、そして地味に女性が多い。
王配侯が男ばっかだからバランスが良いって言えばいいのか、銀卵も「その他大勢」の人達は恐らく男だろうし。


メルクリウスとジュリオとシルヴィアは仲が良いなあ…
そしてそこに一石を投じるのがカーラさん、銀卵騎士団(フランチェスカ、ギルベルト、パオラ、ミネルバ、クリス)が強いから敵はそれを上回らなければならないという。
最高が出てきたら今度は至高が出てきた! ていう印象。どっちが上だ。

「ようやく届いた。終わりの女神の血が、わたしのいるこの時に、この地に、届いた。いずれあなたは、この大地すべてを蹂躙し、闇に飲み込み、凍りつかせる。あの娘だけがあの凍土にひとり残る。それが、わたしの望む時の果て」p87
「それは幸せだね」と思った、でもその手前まで行ったときにミネルヴァがフランを巻き込むことを拒んだ。クリスは2人が2人として幸せになる方法をあんまり考えてないよね。
人と神とが混じって生まれた。テュケーの力。

(みな、正しいことを言っている。絶望的なまでに、どこにも間違いがない)
p142(ジュリオ)が好き

フラン代行のパオラ。
パオラ精神的に大丈夫か…? そして地味に人を騙しているので笑った
フランの兵法を彼女の師匠であるカーラが先読みできるのは理屈として通るし、フランと付き合いの長いパオラが彼女の思考方法を想像できるのも「そういうこともあるよね」だが、なんでそれを書き残して行かなかったんだろ。それが凄い気になる。

剣審院のじーちゃんvsジュリオだったり。
メルクリウスは無邪気だが刻印持ちなのでわからん。「目」。
お姫さまは聖巡に出かけるよ ジュリオ追いつけるのかな根性で追いつくのかな あの顔に根性とか似合わないな…。
プリンキノポリってキノピオみたいで可愛い名前 なのでプノンペン(カンボジアの首都)も可愛いと思う

イラストレーター夕仁さん!
あーし! あーし! p107
ミネルヴァってスカート捲りされやすそうな服だよなー
アナスタシアは小悪魔な外見。
p15で「貧乳ってこういうことか…」としみじみ思い。p127で「ジュリオって正直右側だよなー」と思った、つかカーラさんが強すぎる


剣の女王と烙印の仔〈4〉 (MF文庫J)/杉井 光
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