剣の女王と烙印の仔〈4〉 (MF文庫J)/杉井 光
¥609Amazon.co.jp
【プリンキノポリ奪回戦で勝利を収めた銀卵騎士団。
戦勝祝典をひかえ、ミネルヴァはクリスを街へと連れ出した。
いつもとは違う可愛らしい服に着替えたのに、気がつかないクリスにやきもき。
まるでデートのような時間を過ごす二人はどこかぎこちない。
そんな時間を楽しむ二人は仲間であるジルベルトを見かけ息をのむ。
彼の胸で黒く光る薔薇の紋章は、敵対する聖王国軍の警察部隊「黒薔薇騎士団」のあかし。
ショックを受け帰城した二人にフランチェスカはクリスの烙印の力を利用した危険で恐ろしい作戦を打ち明ける―!
さまざまな想いと絆を描いた本格ファンタジー第4弾。】

続刊でくっついたって聞いたので読んでみた!

■ 感想とか色々~


今回に限ったことじゃないけど、ジュリオって誰だっけ!? ぜってー聞いたことあんのに! だったので期待しないほうがよろしいかと思われます。
ミネルヴァの実妹の護衛だった。正式な役職忘れた。いたいた、そうだいた! 危うそうな子!
この人は審議にかけられてる。クリスは次々にすげえもん背負わされるな。
剣審院の大方が死罪を言い渡したい中で、唯一の味方はカーラ。
ミネルヴァ、フランチェスカ、ジルベルトのお師匠さん。
実力は「ミネルヴァとジルベルトが二人ずついて四人がかりでもかなわないだろう」(パオラ談)、「考えられる限り最悪の敵」(フランチェスカ談)p230 
ジルベルトはこの人に王宮で1回見つかってますが「逃がしてフランと合流させた方が愉しそうだから」で逃がす
カーラさん苦手ー
予知夢や鎖に繋がれた獣や銀卵騎士団の話だったと思っていたのに、それを易々と苦しめる力を個人で持っているから、かな多分
そしてそれが場合によってはわたしの好きなもの(ミネルヴァと銀卵騎士団の仲のよさ)を苦しめるから(笑)
そんでもって「目的」や「目標」が解らない、「愉しみのため」であったとしてもその愉しみがどういう類のものかちっとも予想できない
唯一言えることはこの人をドSと言わずなにをドSと言おう。舌なめずりしてそう。
ミネルヴァは怒ってるときが1番美しくて、シルヴィアは泣いているときが1番美しいんだって。これには同意。そして自分の好みは前者。

総主教が死んじゃったり。クリスは総主教殺しちゃったので逃亡中。
どうでもいいんだけどなんでこー宗教のトップって小説だと残念極まりない方が多いんだ、登場5ページで消えちゃうような雑魚は端役がすることが多いのに。
「こいつ馬鹿だなー」って思う、そしてこうやって「宗教」に対してアレルギーじみたものが出来ていく。
追いかけても良いんだよ、帰る場所は土地や家としての帰る場所もあるけど人も帰る場所になるし、家だけ残しといてもいいんだよ!!! と思ったんだがこれはあれだな別離フラグか。

 何人かは、嘘を見抜いていただろう。ミネルヴァはもちろんそうだし、古参の隊長格の数人もパオラを真剣な目で見つめたままだった。
 けれど、すすんでだまされる、そんな優しさだってある。
p86 が好き
パオラの不安もそれはそれであるだろうし、精神的支柱を失った人間と統率を失った軍隊は確かに怖いけど、それでも銀卵騎士団は仲が良いと思うんだ!!! 大好き。

油断するとジルベルトがジスカルドになるんだ! ごめんジルベルト。
でも「果ては裏切りか?」まで行きそうだったのに1番良いとこ持ってったなこいつ、ヒーローの条件は結構満たしてる(笑)
黒薔薇紋章を身につけての一時別行動。
クリスとミネルヴァ、ジルベルトとフランチェスカ、ジュリオとシルヴィア。
ニコロとパオラはカウントしても良いものか。仲良かったけどなこの2人も。(p72。)

パオラが悩んでいるような1冊でもあった。
パオラは「一般人」ポジションだからなー 別行動でバラバラなことにやきもき。
ニコロもいつの間にかどっか行ってるし。
新しく刻印が現れた子、メルクリウス・エピメクス。コルネリウスの甥。
消えた鎖はイアコスとフォボス。


「おまえはわたしの臣下だ。おまえが刈り取る麦、おまえが屠る羊、おまえがが掘り出す鉄、おまえが流す血、おまえがかき集める罪、その半分は女王であるわたしのものだ。おまえがそう言ったんだぞ」
p244
背負うフランチェスカと分けろというミネルヴァ。

3巻で一旦読むやめた理由は区切りがよかったから
自分とこの図書館だと6巻まで入れてくれている、これも借りた!
実は5巻ももう取り置き状態なのでさっさと行けと思う。うん。


イラストレーターは夕仁さん!


剣の女王と烙印の仔III (MF文庫J)/杉井 光
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