富士フイルムホールディングス(HD)は31日、
複写機事業子会社の富士ゼロックスで、
国内外を対象に1万人を削減すると発表した。
工場の統廃合に加えて営業や開発の体制も再編し、事業の採算を改善する。
ペーパーレス化の進展などから市場環境が厳しさを増しており、
抜本的な構造改革に踏み切る。
富士フイルムHDの古森重隆会長が同日午後5時から
東京都内のホテルで記者会見し、構造改革の詳細や今後の経営戦略を説明する。
同時に2018年3月期の連結業績予想を修正し、
本業のもうけを示す営業利益を従来の1850億円から1300億円へ引き下げた。