1月31日きょうの日本株市場で、株価変動材料があった銘柄の午前の値動きは | 人生の水先案内人

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1月31日(ブルームバーグ):

きょうの日本株市場で、株価変動材料があった銘柄の

午前の値動きは以下の通り。


任天堂 (7974):一時前日比5.7%安の8820円。2

013年3月期の連結営業損益は200億円の赤字(前期は373億円の赤字)になる見通し、と30日発表した。

従来予想は200億円の黒字だった。

再建に向け昨年11月に投入した据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー) U」販売が年初から失速したことが響く。

クレディ・スイス証券の土屋俊祐アナリストは、下方修正でも悪材料出尽くしとならず、とリポートで指摘。

在庫の重さや3DSタイレシオ(ソフト販売本数をハード販売台数で割った値)の低さなど今後にリスクを残した、としている。


三井住友フィナンシャルグループ (8316):一時5.4%高の3680円。

ジェフリーズ証券が投資判断を「ホールド」から「買い」に、目標株価を2700円から4500円に引き上げた。

アナリストのマカリム・サルマン氏らは、消費者金融と証券の好調は持続へ、と31日付英文リポートに記述。

市況改善と円安が今後も利益に貢献し、新たな中期経営計画が始まる15年3月期までに増配の見込み、と指摘している。


一休 (2450):一時7.4%高の9万3400円。

13年3月期の単独営業利益見通しを14億4000万円から前期比5割増の15億3200万円に上方修正する、と30日に発表した。

宿泊予約サイト「一休.com」の販売取扱高が想定以上に伸びており、広告宣伝費の増加などを吸収する。

1株当たり1100円としていた期末配当計画も1300円に増やす。


アドバンテスト (6857):一時2.9%安の1228円。

13年3月期の連結営業利益が25億円(前期は8億3700万円)になる見通し、と30日発表した。

従来予想の60億-160億円から下方修正となった。

事前にまとめたブルームバーグによるアナリスト15人の予想平均値は62億円。クレディ・スイス証券の前川英之アナリストは「決算の印象は想定通りネガティブ」とリポートで指摘、投資判断「アンダーパフォーム」を継続した。


オムロン (6645):一時5.7%高の2260円。

12年4-12月期の連結純利益は前年同期比78%増の207億円だった、と30日発表した。

また、M&A(合併・買収)や事業強化などに活用する目的で保有していた自己株の一部を株主利益増大のために消却するとも発表、発行済み株式総数の5.02%に相当する自己株1200万株を2月末に消却する方針を示した。

引き続きM&Aなどを検討していくとしている。


日立建機 (6305):一時3.2%高の2095円。

CLSAアジアパシフィック・マーケッツが投資判断を「アンダーパフォーム」から「アウトパフォーム」に、目標株価を1350円から2300円に引き上げた。

アナリストのエドワード・ボーレー氏らは、新たな想定為替レートと13年半ば以降の業績改善見通しを反映、と30日付英文リポートに記述。

14年3月期の連結営業利益予想を450億円から630億円に引き上げた。


ヒロセ電機 (6806):一時3.5%安の1万630円。

クレディ・スイス証券が投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。目標株価は9500円から1万円に変更。

金本昭典アナリストは30日付リポートで、自社株買い発表の可能性もあるが、韓国系スマートフォン拡大は株価に織り込み済み、と指摘。

韓国系スマホのさらなる売り上げ拡大には固定費増を伴う能力増強が必要、同売上高上振れによる業績アップサイドは限定的との見方を示す。


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更新日時: 2013/01/31 10:01 JST