頭の回転の早い人のことを、みんな、頭のいい人と呼んでいます。
私はそうじゃない!と言いたい。
母もそうだったのかな?ふと、母の頭の中身をのぞいて見たくなりましたが、頭の中身を覗くことは不可能。
うまく言葉にできるかな、私の困りごと。
過ぎたるは及ばざるが如し。
例えば1つの出来事があるとします。
物事には必ず起承転結があります。
そんなこと、やって見なければわからないことです。
なのに、起こると同時に、瞬時に沢山のパターンの起承転結が、脳内で猛スピードで回り始めます。
起こることが1つだけならまだ良いのですが、同時進行で2つも3つも重なる場合、脳内ではそれぞれの起承転結が瞬時に何パターンも回り始める。
アスペルガーで、脳内引き出しを持っている方は、一旦引き出しにしまうことができるから、1つのことだけに集中できる。
母は、このタイプだったと思われます。
ADHDで、脳内に引き出しのない場合、この猛スピードが、倍々に加速し、しかも脳内から出ることがありません。
様々なパターンの予測出来うる結果が見えて、超特急で見えて、混乱を極めます。
さて、どれを選んだら良いの?
時間は待ってくれません。
ただ、考えなしに選べる場合があります。
身の危険を感じた時の直感です。
その時だけは迷わず行動できます。
命に関わることに対しては。
あとは強い興味を持った時の衝動。
これは、良い場合と悪い場合のふた通り。
あとは自分にとって大切な人や物を守るための行動。
これにも迷いはありません。
そんなんですから、頭の中がカラッポの時がありません。とてつもなく疲れます。
不注意は、脳内がグルグル回り過ぎている時に起こります。
でも、はたから見ると、ボーッとしているようにしか思われません。
全部のADHDの方に当てはまるかどうかは、確信が持てませんが、私の頭の中身を通して、少しでも、ADHDが、こんな風に困っていることを、お伝えできれば幸いです。
タバコや酒やコーヒーに依存してしまいがちなのは、脳を立ち止まらせたいからなのです。
ちっとも休んでくれない面倒くさい脳味噌に。