アイコンタクト | 実践!わん子暮らし

アイコンタクト



何事もこちらに注意が向かないと始まらない。

相手があさっての方向を見ているのに話をしても、伝わらないのと一緒。

目と目を合わせる。

それがアイコンタクト。


犬だから、耳を向けてくれればいいんじゃない?という話もあるけど、やはり こちらを向くということは、全神経をこちらに集中させ、「聴こう」という気持ちを表している事になる。

そういう面で、まず保護者の話を「聴く」というベースを作るという事に意味がある。


やり方としては、コマンドを言ってない時でも、こちらを向いた時はもれなく「そうそう」とイエスのコマンドで正しい事を伝える。(イエスかノーか 参照)

これは、犬が積極的に人とコミュニケーションを持とうとしている証なので(稀に威嚇の場合もあるけど)肯定すべきものなのだ。


そして、犬にとって良い事の用がある時に名前を呼び、用件を言う。

例えばご飯の時、お散歩の時、撫でる時(撫でられるのが好きな犬の場合)。


「プッチー、ご飯だよ」

「いくら、お散歩行くよ」

「ティマ、遊ぼう」


とか・・・・


名前を呼ばれる=良い事が始まる

そんな風に覚える事が出来ればアイコンタクトは確実に定着する。

さらにその他のコマンドも混ぜていく。

「プッチー、おいで」

「いくら、いけない」

「ティマ、ふせ」


そうは言うものの、犬が他のモノに集中している時にこちらに意識を向けるのは、とても大変なのだ。
そういう場合は犬の欲求を利用する で、書いたようにご褒美を工夫する。
まぁ子犬や、活発な犬は、なかなか大変だけど、これも回数こなす事が大切。
はっきり言って、最初は向きません。
何でもいいから、こっちを向かせる方法を編み出して、こっちを向かせて褒められる状況を作ります。

あと、タブーなのが、無駄に名前を呼ぶ事。
意味も無く名前を呼ばれていたり、叱られる時だけ名前を呼ばれていたりすると、名前に対する反応は悪くなる。
知らず知らず、「ねぇー○○(犬の名前)」とか、「○○可愛いね」とか「○○~**」とか言ってませんか?
家族の中で、「○○が・・」と、話題に上る事が多ければ、愛称を使うという手もある。
普段の会話は愛称、用事がある時は、本物の名前とかね。

「名前を呼ばれるという事は、自分に関わる何かが起こる時」と理解させる。人間だってそうだよね。