青年は未来を語り、壮年は現代を語り、老年は過去を語る。といいます。
で、私は過去を語ります。
昔の色んな匂いをふと思い出すことがあります。
特に思いだすのが小学校の文房具の匂いです。
筆箱や下敷きのセルロイドの匂い。鉛筆を削った時の材木の匂い。
フエキ糊。馬ふん紙。くれよんのロウソクのような匂い。
クレパスのロウソクと油の混じったような匂い。習字の墨の匂い。
セメダイン。
文房具ではありませんが、新しい蛇の目傘の油。長くつのゴム。
ハエとり紙。どぶ。父のタバコの口臭。母の割烹着。
それらをふと思い出す時、当時にタイムスリップしてその時の風景や
状況が目に浮かびます。
皆さんはそんなことありませんか?