ホイールバランスとは?? シャシ基礎5 | 6degrees info

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『ホイールバランス』


という整備があります。


説明に入る前にまず、ホイールというものがどの部品を指しているのかをお話しします

 ホイールは内側の金属部の事です


タイヤというのは黒色のゴムの部分だけを意味します。
つまりドーナツ型ですよね

ドーナツ型という事は内部が空洞になっていますので、そこに硬い何かを入れないと
とても柔らかい物になってしまいます

何をはめているかというと、金属製である何かをはめているのです

このタイヤの内側にある金属(プラスチックのカバーをしている物もあります)の部分を
ホイールといいます


ホイールには様々なデザインがあり、自分の好みに合わせて多くの中からチョイスして取り付ける事が可能です。
車をかっこよくする第一歩として、ホイールのデザインチェンジをする方は非常に多くいらっしゃいます

また、軽いホイールを装着する事で車の性能が大幅に向上するというメリットもあります。


さて、問題のホイールバランスとは一体何でしょうか


「ホイールのバランス


はい。その通りです

少し補足するとすれば、『タイヤを装着した状態でのホイールの重さのバランス』です。

※ここからの説明では、『ホイール=タイヤを装着しているホイール』を意味します。


タイヤを装着した状態のホイールは、一見バランスが取れているように見えても非常にアンバランスな物です。

何を基準に「バランスが取れている!」と言うかというと、見た目の円の精度ではありません



「いかに真円に近づけることができるか


を求めているのでは ない のです

真円に近い事は最低限必要ですが、タイヤがゴムである以上どんどん擦り減っていきますので、
様々な路面や走行状況によってどんどん形を変えていくものです。

※真円とは、『まんまる』という事です。コンパスで書くような円ですね


ここで言うホイールバランスとは、『重さのバランス』を意味します。

このホイールバランスには大きく分けて2種類あります。



1.『スタチックバランス(静的)』



量販店などで簡単に調整が行う事ができ、一般的にホイールバランスを語るときは
このスタチックバランスを意味します。


「ホイールバランス=スタチックバランス」


と考えていただいても結構です


それでは、スタチックバランスが取れていない状態(スタチック『アン』バランス)とは
一体どういうことなのでしょうか?

※以下の説明では、『アン』が付いているかいないかで意味が逆になりますので、
 注意してお読みください


始まりました恒例の妄想勉強会です

まず、車に付いていない状態のホイールをイメージしてください。(下の写真は車に付いた状態ですが…。)
もちろんホイールにタイヤが装着された状態のものです。

そのホイールの真ん中に1mくらいの棒を通します。(イメージの世界ですよー)


穴に棒を通す!!


棒をホイールに通した状態で持ち上げると非常に疲れますが、
あくまでもイメージの世界なので疲れは無視してください


ホイールに棒が通っているので、ホイールは自由に回転させることができますね
トイレットペーパーをガラガラと引き出せるような状態と同じです。

その状態で軽くホイールを回してみましょう。

仮にホイールの一部分だけが他の部分に比べて重たいとすると、ホイールが回転した後に
静止する位置というのはどこになるかわかりますでしょうか


棒を通してあり、自由に回転できるのですから、重たい部分は下へ下へといきます。

つまり、最終的に回転が終わってホイールが落ち着く場所というのは、重たい部分が一番下に来た位置
ということになります


つまり、他の部分に比べて重たい部分があれば一番下に必ず来ることになります。


もしもホイールを回転させた時にいつも決まった位置で静止するのであれば、


「スタチックアンバランスがある(スタチックバランスが取れていない)


と判断できるわけです。


逆に、いつも違う位置で静止するのであれば、


「スタチックバランスが取れている!」


と判断できます。

他の部分に比べて重たい部分が無いと言えるからです。



それでは、このスタチックアンバランスがあると一体どういった現象が起こるのでしょうか?

頭の中で、重い部分が偏っている球体のものを転がしてみてください。


重みのある部分が下にくるたびに、

「グリンッ!!グリンッ!!グリンッ!!」

っと変な回転の仕方をすると思います。
水を入れたヨーヨーを転がしたような感じですね
(わかりにくいかな??)


それでは、スタチックアンバランスがあるホイールを実際に車に装着して走ってみるとどういった感覚
になるのでしょうか


町乗り程度の速度であれば、一般の方であればほとんど違和感を感じません

かなり大きなアンバランスがあれば気付きますが、通常で起こりうるアンバランスのレベルであれば
まず気付かないでしょう。


問題は高速走行です


時速80キロくらい(個体差はあります)から急に、車に上下の震動とガタガタ音が始まります。

もちろんハンドルにも伝わってきますので、運転手としては不安で仕方がなくなります。


このまま速度を上げるとタイヤが取れてしまうのでは



と思ってしまうくらいです。

助手席に乗っている人も簡単に気付くほどの振動と音です

速度を上げていくと、もちろん振動は増えていくのですが、
ある速度域に達すると振動が無くなります
この振動が無くなる理由を詳しくお話しすると本当に難しくなりますので控えておきますが、



速度を上げれば振動が無くなるから大丈夫ということではありません



さて、長くなってしまうので
次回記事に分けさせていただきます


次回お楽しみに



それでは~~~~~~
SEE YA


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