『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド』アジアプレミア試写会鑑賞 | 映画な日々。読書な日々。

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ワールドエンド

ついに海賊の時代は、終わりを告げようとしていた。世界制覇をもくろむ東インド貿易会社のベケット卿は、デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れ、彼と最強のフライング・ダッチマン号を操り、海賊達を次々と葬っていく。いまや海賊達が生き残る道はただ一つ。9人の“伝説の海賊”を召集し、世界中の海賊達を蜂起させ一大決戦を挑むのみだった。だが、鍵を握る9人目の人物こそ、ジャック・スパロウ、その人だった……。 [上映時間:170分]


先日イベントの方の報告 だけしましたので、映画の感想にいきたいと思います。


出演者は今回が一番豪華でしたが、残念ながら面白さ的には前2作の方が上だったと思います。というのも、キャラクターが増えた分、ジャックスパロウの出番が少ないんですよ。やっぱりこの映画はジャックあってのものだから、ジャックの出番が少ないというのは淋しい。そしてなんか話がごちゃごちゃしすぎていて、展開がイマイチよく掴みきれませんでした。ジャック、ウィル、エリザベス、バルボッサ、デイヴィ・ジョーンズ、サオ・フェン、ベケット卿、ノリントン、みんなそれぞれ目的や企みがあるんですが、結局それぞれみんな何をしたいのか、何の為に何と戦っているのかがわかりにくかったんですよね。


パンフレットにストーリーの詳細が載っているのですが、観終わった後にそれを読んで納得した感じでした。これから観る方は、とりあえず前2作を観ていることはもちろんですが、今回のストーリーの前提は知っておいた方が良いと思います。今回のキーパーソンの一人が「海の女神カリプソ」だということも知っておいた方がいいかな。


前作、デッドマンズチェストでディヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れた東インド貿易会社のベケット卿が、”深海の悪霊”であるデイヴィ・ジョーンズと彼のフライング・ダッチマン号を意のままに操り、海賊を殲滅して彼の野望である世界制服を実現しようとしていた。捕らえられた海賊たちは正規の手続きもなしに即刻処刑されていく中、処刑台に向かう一人の海賊の少年が歌いだす。


「ヨーホーヨーホー ア パイレーツ ライフ フォー ミー・・・」


その歌はやがて海賊の囚人全員に広がり、大合唱となる。そしてそれは、海賊たちが決起の時を告げる”召集の歌”だった。ベケット卿に葬り去られようとしている海賊たちが生き残る道はただ一つ。選ばれし9人の伝説の海賊長が集まり、海の力を味方につけてベケット卿を倒すこと。そしてその鍵を握る9人目の海賊こそ、ジャック・スパロウだった。


デッドマンズチェストでショボイ登場の仕方をしたジャック、今回はちゃんとした船に乗ってカッコイイ登場です。が、ちょっと様子がおかしいです。何せデッドマンズチェストのラスト、クラーケンに食べられてしまったジャックはデイヴィ・ジョーンズに捕らえられて、デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー(死の墓場)なる場所にいたわけで、死の墓場というだけあっておかしなことになってます。でも前作に比べて笑えるシーンがあまり多くない本作の中で貴重な笑えるシーンでもありました。


ウィルに関しては、ずいぶんたくましく成長してます。そして前作で海賊っぽくなってきたウィル、今回はもうすっかり海賊そのものでかなりカッコイイです。エリザベスも1作目でドレスを着ていたのはどこへやら、男勝りでたくましい。


ただねぇ、やっぱり楽しみにしていただけにストーリー展開が微妙でしたね。つまらないのではなくて、よくわからないんですよ。だいたい9人の海賊長が必要な意味がわからないし、最初にも書いたように、それぞれの目的がイマイチよくつかめない。ラストも、えー、それでいいの?と私的には若干納得がいかなかったです。


そして毎回おなじみのエンドロール後の映像は今回もしっかりあります。が、今回のエンドロール後は正直イマイチ。あんな映像を流すぐらいだったらジャックを映して欲しかったなぁ。


と期待していた分、残念に思える部分が沢山ありましたが、それでも娯楽作品としては楽しかったですよ。もうちょっと出番多くしてほしかったけど、ジャックは相変わらず恰好よかったし。


上映時間はこの記事を書くのに調べてびっくり、170分もあったみたいです。確かに試写会終わった時間遅かったけど、170分もあったなんて。長いなぁと退屈することなく楽しんで最後まで観ました。話がよくわからなかった所があるので、多分もう一回観に行くと思います。


アジアプレミア試写会(@日本武道館)にて鑑賞


★★★☆