『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』 試写会鑑賞 | 映画な日々。読書な日々。

映画な日々。読書な日々。

読書、子育て、コスメ、グルメ情報等を中心に更新しています。

バブルへGO

2007年、現代。800兆円の借金をかかえ破綻の危機に瀕した日本を救うため、財務省大臣官房経済政策課の下川路は、ある計画を進めていた。それは1990年にタイムスリップし、“バブル崩壊”を止め、歴史を作り変えるという仰天プラン!その極秘プロジェクトが白羽の矢を立てたのは借金返済に追われるフリーター真弓だった。真弓はタイムマシンの開発者であった真理子の一人娘。一足先にタイムスリップした母親の真理子が90年の東京で失踪したことを知った真弓は、借金から逃れるため、そして母親を救うためドラム式洗濯機に乗り込み、タイムスリップを決行する![上映時間:116分]


面白かったです。さすが君塚作品だけあって笑えました。いろいろ突っ込みどころはありますが、コメディ映画ですから細かいことは気にせず、ともかく楽しんで観る映画です。


バブル崩壊後に増え続けた800兆円もの借金で破綻の危機に瀕した日本を救う為、バブル崩壊を止めに真弓の母、真理子が偶然開発してしまった洗濯機型タイムマシンでバブル時代の1990年へタイムスリップ!


この映画の見所はなんと言ってもバブル時代の日本。その時代はまだ子供だったので噂でしか知らないバブル時代、こんなんだったのね、という感じで観ました。日本が馬鹿みたいに浮かれていた時代、不景気な今しか知らない私達の世代にとってはありえないような日常を遠目で眺めることができます。バブル時代を経験していた方にとっては懐かしい感じでしょうか。


真弓がタイムスリップしたのはバブル絶頂期の東京。

ディスコのお立ち台で踊る太眉のワンレンボディコンギャル、夜の街では1万円札を手にした男性達がタクシー待ち、アッシー君は当たり前。何でもないのにティファニーのオープンハートをプレゼントされ、連れて行かれた船上パーティーでは受付で何枚ものタクシー券をもらい、ビンゴの賞品は現金200万円!こんな時代があったんですねぇ。林真理子のアッコちゃんの時代 を読んだ時も、バブル時代ってすごかったんだなぁと思いましたが、今回は映像でバブル時代を象徴するものが観れて面白かったです。


それにしても17年での日本の変化はすごいですね。17年前に銀行が潰れたり、不景気になることなんて誰も予想しなかったように、携帯電話が当たり前になる時代も予想してなかったんじゃないでしょうか。何せバブル時代はまだポケベルでしたから。電話もできる、メールもできる、写真も動画も撮れる、テレビも観れる、お金も払える。今じゃ当たり前のこの携帯電話の技術は改めてすごいと思いました。


ファッションも全然違いますね。はっきり言ってしまえば、バブル時代の髪型も服装もダサい!ピチピチのボディコンワピースとか本当ありえないから。でも今のファッションも10年後、20年後はやっぱりダサいって言われちゃうのかなぁ。


それから本人役でゲスト出演している方達が結構いて、それも楽しめました。ただお立ち台の彼女はOKとして、それ以外はかなり無理がありましたよ。17歳の年の差はごまかせない。あのアナはよく出演しましたね。私だったら絶対恥ずかしくて出れないけどなぁ。


ストーリーは正直たいしたことないし、タイムマシンものの難点で過去へ戻って何かをすると必ず現代でつじつまが合わないことが起きてしまって、あれ?ということもありますが、ともかく”バブル”時代を映像でおもいっきり楽しめる映画です。キャスティングも良くて、本格コメディ初挑戦の広末涼子の演技は光っていたし、薬師丸ひろ子は相変わらずかわいかったし、何より阿部寛がハマリ役でした。それから意外と森口博子もよかったです。


あんまり期待しないで気楽な気持ちで観れば、結構面白いじゃん!と楽しめるんじゃないかな、と思います。


試写会(@イイノホール)にて鑑賞


★★★☆

ブログランキング・にほんブログ村へ