『プリティ・ヘレン』 | 映画な日々。読書な日々。

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ニューヨークのモデルエージェンシーで働くヘレンは、業界でも一目置かれる敏腕エージェント。プライベートでも、ハンサムなボーイフレンドや魅力的な女友達や、2人の姉に囲まれ、自由気ままにシングルライフを満喫中。そんなある日、姉リンジー夫婦が突然、交通事故で他界。姉の遺志によると、残された3人の子供たちは、良妻賢母の2番目の姉ジェニーではなく、なぜか末っ子のヘレンに養育を任せたいという。ジェニーもヘレン自身も「絶対、無理」と驚くが、姉の遺書を読んだヘレンは、無謀にも自分の手で育てる決心をする。
華やかな世界で活躍していたヘレンが、生意気な3人の子供を相手に、いきなり悪戦苦闘! そして子供が原因で仕事をクビになったり、数々のトラブルに見舞われながらも、真の愛情や母性に目覚め、本当の幸せや自分の生きる道を見つけていく。もちろん、そんな中でヘレンの心の支えになるのは、やっぱり恋。ヘレンがこれまで付き合ったことのないタイプの男性、子供たちの学校のハンサムな校長先生で牧師のダンとの出会いが、彼女を大きく変えてくれる――“もっと肩の力を抜いていい”と。
ヘレンが選んだ生き方とは?[上映時間:119分]


25歳のキャリア女性が突然3人の子供を育てることに!というお話なのですが、ドタバタ劇にはなっておらず、仕事と子育ての両立、完璧主婦の姉との葛藤、母親という役割について、など真正面から描いた作品になっています。


まず、ケイトハドソンがすごくかわいかったです。こんなママだったら自慢しまくりたくなるぐらいかわいい。

そして仕事と子育ての両立の大変さのようなものは万国共通なんだなと思いました。

3人の子供達もとてもかわいかったです。長男がバスケを練習しない理由などは両親を亡くした子供の気持をうまく表していたと思います。


そして2番目の姉ジェニーが自分を子供の母親として選んでもらえなかったことに対する葛藤がすごくよく描かれていました。自分の方が立派に子供を育てられるのに、なぜヘレンなの?と。

そのジェニーのスーパーママぶりは本当にすごいんです。これぞ母親!という感じでした。


ヘレンが選んだ道。

生きていく上で何かを得るためには、何かを守るためには、何かを捨てなくてはいけないこともある。

自分にとって本当に大切なものは何なのか。どうすることが幸せなのか?

観終わったあと、温かい幸せな気持になれる、そんな映画でした。


試写会(@ヤマハホール)にて


★★★