らーめん バリ男（虎ノ門）
昨夜は寝苦しくて、朝起きたら枕の側に足を向けて、扇風機を抱きしめながら上半身裸。起きたとたん、これはやばい・・・、風邪引きそう。「これはニンニクをガッツリ食らうしかない！」と駆け込んできたぜ。
2010年1月17日の大規模エリア火災で、唯一焼け残ったビルがありました。当時『らーめん がんや』さんがあったのですが、火災を機に撤退。そこへまたラーメン屋さんが作られました。（上の写真左は火災直後、右は去年10月撮影／関連エントリー
）
開店前の店舗工事業者さんに聞いたら、がんやさんとは無関係とのこと。『バリ男』という名前から博多ラーメンのバリカタみたいな地味な印象を受けたんだけど、実はJインスパイヤ系！
去年の7月にオープンして以来、何度か前は通っているんですが、この圧巻の店名と、「野菜を残したら罰金五百円」という貼紙にびびってなかなか入れなかったっていう（笑）
12:35お店到着。元気のいい店員さんに出迎えられ、店内4人待ちの列に並びます。お店の看板もかっこいいけど、店員さんもかっこいい！
Tシャツのユニフォームのプリントがスーパーマン・インスパイアで笑っちゃいました。
THE STREET SLIDERSのHARRYはバットマンLOVERで有名ですけど、実は僕はスーパーマン派だったりします。好感度UP↑
初めてなのでとりあえず『らーめん』に決定。
麺少なめに100円分のトッピングを追加してお値段据え置きという女性用メニューがあったのは意外でした。
順番待ちをしながら厨房の様子を見ていると、キビキビ働くスタッフさんたちの様子に嬉しくなります。
重ねたドンブリに熱湯をかけて温めている様子も新鮮。シンガポール店をオープンされたということで、現地のスタッフさんが研修に来ているようでした。日本の心意気、持って帰っていただきましょう！
じゃ-ん、きました『らーめん（750円）』！
比較的こぶりに見える丼ですが、色のせいかな？ 何がしかのオーラを感じます。
J系のコールはできるのかもしれないけど、注文時も仕上げのときも何も訊かれなかったです。そういや、罰金の記述もなくなったような？
麺は太目の長方形。必要以上に硬い感じはなく、二郎本店の平打ちのようなじゃぶじゃぶした感じでもなく、僕の好みです。
チャーシューは小ぶりなものが3枚入っていたので、早速かじりついてみると・・・おお、つめたい！
でもこれが、嫌な冷たさじゃなく、スープの温度を下げるほどではない。口の中で脂が溶ける感じが絶妙。
味見も終わって、いよいよニンニク行きます。するとどこから見ていたのか入れる瞬間、店員さんたちが「ニンニクッ！ やっちゃってくださいっ！！」と声をそろえて言いました。わはは。なんかこれいいな。
ニンニクは細かく刻んだもので、スープのクオリティーをがつんと高めてくれます。スプーン1杯でイケメン、2杯で超イケメン、3杯でバリ男ということなので4杯くらいいきたいところでしたが、午後からもデスクワークがあるし、隣の席の美女（じーてーさんね）に迷惑がかかるとわるいので、イケメンでやめときました（笑）
そそ、麺は細いのも入ってたよ。厨房に積んであった箱を見ると『(株)三河屋製麺』製のようです。
で、チャーシューですが、あったまったものを食べると、これがまたちょうどいいかんじでとろける！ 先にあげてる写真と比較するとわかりますが、断面の包丁のスジもなくなっています。
んで終盤戦。このままでも十分おいしいんだけど、せっかくのお店のオススメのようなのでテーブルスパイスの『特製唐花』というのを投入！
これはこれでおいしいけど、飽きが来たときには強力な味方になりそうな感じ。今回くらいの量なら、僕はこの助っ人がなくても十分いけるな。
ごちそうさまでした！
最後、スープを完飲すると、丼の底にこんな文字が現れました（笑）
わはは。
僕が席を立とうとしたときに、なんかすごい気合の入った声が響きました。見ると店長さんがお客さんの目の前でラーメンに向かって空手チョップをしています！
会社に帰ってきて先輩に話したら、「あれは気合入りラーメンを選んだひとへのサービスで、“チェストー！”っていってんだよ」とのこと。
わはは、店長は大山倍達か！ 俺もしてもらいたかった（笑）
なんか、こういうことをするとチャラっぽくなりがちだけど、ラーメンのクオリティーと、ブランディング（ネーミングや店内、スタッフの雰囲気）が高い次元でマッチしていて、まったくイヤミがない。むしろアミューズメント的なわくわく感だったと言っていいと思います。おいしかったし、たのしかった～。大満足です。
伝聞ですが、店長さんは元リストラサラリーマンだそうです。
才能が花開いてよかったですね！
