最近、たかみなさんから、以下のような質問(一部抜粋:全文は記事『TAC「4A」系の講座関係の告知 』のコメント№760)をいただきました。

「論文問題を解く際に、問題文と六法のみで講義の内容や知識をできる限り思い出さずに解くと、中村先生は言われますが…短答、論文ともに繰り返し解く…過程で記憶してしまうのではないでしょうか?」

こういった質問が結構あり、私の考え方をうまく伝えられていないような気がするので、改めて記事にしようと思いました。

回答は、以下のとおりです(一部抜粋・記事へのリンク等修正:全文は記事『TAC「4A」系の講座関係の告知 』のコメント№761)。

短答過去問と論文式問題をくり返し解く過程で、記憶しようとせずに、「自然と」何らかの知識を記憶してしまうのは、むしろ私もこの方法論の副産物として意図しているところです。私が問題視しているのは、「不自然な記憶・理解 」(特にラストの部分をご覧ください)だけです。
同様に、何らかの知識が「自然と」思い出されてきてしまうのも、むしろ理想的です。私が問題視しているのは、問題を解くときに、何らかの知識を「思い出そう」というような不自然な「努力」です。