2012.4 石神井川・桜並木 | あおいとあさぎの旅行記 blue × blue journey

あおいとあさぎの旅行記 blue × blue journey

カメラの蒼生≪あおい≫と一緒にまわった、ひとりとひとつの旅のきろく。

この風景は、強く根付いていて、

いつでも春が来たことを思い出させてくれます。

ずっと変わらずに美しい春の訪れ。


誰にでもそんな景色が心の奥底にあると思いますが、

自分にとっては家の近くのこの場所がそのひとつ。


ソメイヨシノが満開になると、わたあめのようにふわふわ。


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桜並木とそら。














石神井川の川沿いは、数キロメートルにわたって

ソメイヨシノの木が植わっており、春には一斉に

花を咲かせます。


淡く白く、ときおりピンクが沿道を埋め尽くして、

空へ昇っていきそうなほど。

毎年見にきて、毎年感嘆の息がもれる。


川べりに桜の幹がはみ出して、

高い塀に桜の影が規則正しく落ちていく様子が

また綺麗で。


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かげおとし。








川自体は普段は水量もなく、特別綺麗な川というわけでも

ないですが。。

散った花びらが川面を流れていきました。


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旅路が始まる。








もっと風が強く吹いたら、たくさんの花弁が空に川に舞い、

川が白くなります。

桜の散り際は儚くて寂しいと言いますが、同時に美しいですね。


川沿いを歩けば、頭上は桜いっぱいに覆われます。


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頭上から降る花。









クモの巣みたいに張り巡らされた桜のすきまに

小鳥を発見。

春のよろこび。


この時期になるとぼんぼりが幹のふもとに飾られて、

夜には点灯し、夜桜を楽しむこともできます。


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にこりと笑う。









見上げて歩いていると、手を伸ばせば届きそうな高さに

一輪だけ、咲いているものが。

空の方ではなく、人の方に顔を向けてくれているこのさくら、

微笑んでくれているような気がしました。


どんな桜もきっとそれぞれ美しいですが、

ソメイヨシノのいい意味での庶民感というか、親しみやすさは

安心しますね。

限りなく白に近い薄紅色も空に映えます。


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可憐。









毎年、地域の人を楽しませ、笑顔にしてくれる

石神井川の桜並木。

有名なお花見スポットほどではないと思いますが

地元のひとたちが、昔からこの風景を愛している感覚は

なんとなく、自分にもあって分かります。


今までそうだったように、これからも何年も何年も、

自分がいなくなってからも、この景色は変わらずに

続いていくんでしょうね。

続いていってほしいなぁ。

毎年、春が来ればここにきて、ここに来れば春が知れるように、

そのままでいてほしいです。


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この先も、また。