お母さんに元気で長生きしてほしい人へ
seijiさんのメッセージです
母の長寿を祈る全ての人に伝えたいこと
癌検診の大切さを伝えます
全ての病気は早期発見 早期治療です
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私は母を尊敬している
母は子宮筋腫
脳腫瘍
喉頭がん
をほぼ10年おきに患いながらも
その全てと正面から闘い
手術をうけ
そして今も元気に過ごしている
喉頭がんの術後は
自分の声で発声することはできなくなり
今は機械を使って会話をする
手術前 自分の声を失うくらいなら命をとられることと同じ
と言い 手術を拒否した母
会話ができないと友達もいなくなる
鼻歌もうたえない
電話もできない
外出したくない
差別される・・・と泣いた
家族も必死で説得した
生きてください・・・と
母はそれまで
カラオケが大好きで
家でもテレビで歌番組を観ては一緒に歌っていた
川の流れのように・・・
人生いろいろ・・・
今はもう歌えない
母の人生は歌やドラマや映画より
劇的で波乱万丈だ
母は友達と温泉にいくのが楽しみで
毎月のように色んな友達を誘って温泉に行っていた
生き甲斐だった
今は喉に穴が開いていて
もうお風呂友達もいない
こんな見っともない姿を晒したくないと・・・
失ったものは山ほどあるが
母はとても強い昭和の女性
趣味や楽しみや生き甲斐を奪われた
手術後
友達はよりザルにかけられたように
選別された
一方で同じ癌を克服した人達の励ましにより
機械を上手に使い
今は初対面の人でも会話でき
電話もでき
バスや電車も一人で乗り外出できるまでになった
一度廃人化した母の
手術後快癒していく過程や
ひとつひとつのハードルを越え
食事や入浴といった
当たり前の日常を取り戻すまでの復帰
そして機械を使っての発声練習は
何度も投げだしそうになりながら
友達に電話がしたいという一心で
見事に三年越しに乗り越えた
そのことは
私たちに勇気をくれた
しかし転移の恐怖は一生だ
激動の昭和を生きぬいてきた母は
全ての病気を克服した
そして何よりイキイキとしている
だれより命の有り難さをしり
今を生きている
命あってこその楽しみを謳歌している
私が誰より尊敬する母
どうかこれからは
せめて患うことなく
穏やかに過ごしてほしい