関東地方最南端の駅・千倉海岸・千倉潮風会館・恋に破れた方々に・幽玄の小松寺探訪の勧め
この日は、関東地方最南端でかつ房総半島最南端の駅・内房線「ＪＲ千倉駅」に出掛けます。
最南端なので、内房線の終点かと思いました。
ＪＲ内房線とＪＲ外房線がありますが、どこの駅が折り返しの境界でしょうか？ 
てっきり、私は、「千倉駅」が終点で、ＪＲ内房線とＪＲ外房線の境界かと思っておりました。
違います！ 終点は「ＪＲ安房鴨川駅」なのです。
「ＪＲ安房鴨川駅」が内房線と外房線の境界でした。「ＪＲ安房鴨川駅」のプラットホームに立っていると、どちらのホームも「上り千葉駅行きが出発します！」とアナウンスされます。「下りは、どこのホームでしょうか？」。内房線と外房線の違いだけなのです。どちらに乗っても、「千葉駅」に参ります。「どちらの電車が千葉駅に行くには 早いか？」ですって？ 早く駅を出る電車に乗った方が得だと思います。電車が そう多く来ないからです。待っている時間は 無駄になります。
ただし、電車が多い場合は：ＪＲ外房線が速いそうです。蘇我駅や東京駅を止まる、特急わかしお号（勝浦・茂原経由）を利用すると便利だそうです。（すいません！私は、まだ 試したことがありません）
ちなみに、内房線の特急（さざなみ号）は、館山か千倉までの運転で、そこから終点の安房鴨川までは、普通の電車しか走っていません。（本数も少ないです。）
この日、私と同行の藤井智恵ことアンパンマンは、車で、館山道路を南下して、館山市内を通過して、「ＪＲ千倉駅」に着きました。
「ＪＲ千倉駅」には いつ来るとも分からない「内房線」の客を待っているタクシーが数台、電車を待っておりました。いつも 思うのですが、地方の駅は、タクシーが可愛そうです。１時間に１本程度の電車を待って、ついには、タクシーに乗る客がゼロだったりします。家には、可愛い乳飲み子が 指をくわえて待っています。若妻は、愛だけを食べて、主のお金を待っています。地方格差が凄いです。
この地域の漁師が、魚が取れず、タクシーの仕事もなくて、転職のために、うちの千葉事務所に 就職で面接試験に来たことがあります。
千倉の先にある勝浦の漁師でした。「魚が取れなくて、金にならないから、お宅で働きたい！」と言うようなことを申しておりました。しかし、まず 方言が酷くて、何をしゃべっているのか、分かりませんでした。漁にしか出たことのない人が、都会での営業や、顧客との事務折衝、電話対応は、とても無理であると、私は判断致しました。
「ＪＲ千倉駅」からは、すぐに「千倉海岸」がありました。
千倉の海です。
波に削られた岩が広がっております。
潮だまりでは、水遊びが出来ます。
「千倉海岸」には、駅の道「潮風会館」がありました。
そこには、それまで 海で活躍していた漁船・「千倉丸」が、陸に上がっておりました。
「千倉丸」の中に入ってみましょう。
漁船が実感出来ます。船は止まっているので、余裕です。
実際に 大海原で大波に揺られたら、生きていけそうもありません。ひとしきり、私とアンパンマンは撮影を致しました。
「千倉丸」を上がって、「潮風会館」に入ります。いろいろな海の産物を売っております。
「安い！」、しかし、持ち帰っても 私は 料理をしていませんので、買いませんでした。アンパンマンが少々 土産を買いました。
この後、同じく千倉町にある「古い寺・小松寺（こまつじ）」に 行ってみることにしました。
「小松寺」は 山の中にありました。誰も訪れることもない古寺であります。まず「仁王門」が恰好良かったです。
境内に入ると、「鐘楼堂」がありました。
特別な鐘なのだそうです。特別な人の名前が掘ってあるそうですが、分かりませんでした。
その先に、「観音堂」がありました。
建物の中に、「観音様」を祀ってあれば「観音堂」、
お地蔵様を祀ってあれば「地蔵堂」、「お釈迦様」を祀ってあれば「釈迦堂」であります。分かり易いです。
本堂の前で記念撮影をしましょう。「あれ！」、我々が撮影のために立つ場所に、猫が死んでいます。
ビクともしません。猫の上を、またぎましたが、やはり、ビクともしません。
撮影が終わって、この猫を、持っていた三脚で触ってみました。「ギャー！」、猫は びっくりして、飛び起きて、急いで 逃げていきました。
猫が、のんびり本堂の前で昼寝出来るほど、
誰も来ない、のんびりした山寺でした。
境内の裏に廻って、
池の周りで、少し遊んで、
山寺・「小松寺」を後にすることにしました。ここまで 来ると、都会の喧騒を離れ、かなり のんびりと、出来るものです。「無我の境地」に近づきました。悩みのある方々は、「山寺」で安らぐと、都会の喧騒が馬鹿らしくなります。「恋に破れた人々は、山寺で休みましょう！」。人ごとですが、とても宜しいかと思います。
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