日本語の勉強に行き詰っている中国人の新人くんにプレゼントしようと思い購入。だから、きれいに読んで、後できれいに包装します(笑)
しかし、この厚さでこの中身(軽いエッセイ)で定価1300円もした。
段ちゃんのカラー写真8頁余りが一番お金かかってるね。
(これが目当てで買う人もいるのかも)
軽~く小一時間で読み終わりました、その感想。
こんなこと、書いて良かったの?
中国ではYou Tube や Facebookが利用できません。検索サイトで「天安門事件」「チベット独立」といった言葉を探しても出てきません。中国政府が規制をしているからです。インターネットポリスと呼ばれる人たちが目を光らせて監視しているのです。
というわけで、検閲を受けずに出版されたこの本、中国に入国できるのか?
そして、タイトルに一言。
著者は中国も日本も好き、と言っているのだから
日本「も」好き!でないとね。
でも、「が」にしないと売れないかもという出版社の戦略?
韓寒(ハンハン)氏に対するコメントもありました。
彼は、中国で反日デモが起こった際に、「内政に反対できない者が、外国に抗議してどうなるのか」とブログに書いたことがあります。………彼の発言からは目が離せません。
でも自分が、ハンハン氏に賛同するとか支持するとか、そういう意見は公表してない。
やんわりエッセイ、ちょっと物足りなかったな。
一人っ子で箱入り娘だった自分が、日本に行く決断をした!という下りにしても、日本に来るのに「決断」~?って思っちゃった。
(すみません:段さんと同年代に、ラテンアメリカで反政府ゲリラの村をバックパッカーしてた私、一人っ子です、箱入りじゃなかったけど。)
タイトルがタイトルだけに、この程度の内容にしかならないんでしょうね。
(とか言ったら、誰も買わなくなるじゃん…)
日本語を勉強している中国人へのプレゼントとして購入してみてはどう?
日本語なおしてあるし。
(中国に持ち込む際に、没収されませんように。)
追記:本文を校閲したのは誰だろう?
中国語を勉強する者としては、原文も見たいですよ。
左右対照にして、段文凝の原文(右)校閲後の日本語(左)となってたら、もっともっと興味深い一冊になったのに。
中国人が犯しやすい文法ミスとか知れば、日本人が間違いやすい中国語が見えてきたり……
だから、全然中国語の勉強にはならない一冊でありました。おしまい。