眠たいのに全然眠れなかった時、
翌朝自分が生きた屍のような顔をしているかと思うと、
鏡を見るのが恐ろしいですよね。
顔を見た人が、
「大丈夫? お疲れだね」と心配して声を掛けてくれるのは
ありがたいことですが、目の下にくまができているのが
バレたかと思うと、さらに憂鬱な気持ちになります。
そこで今回は、米LH読者さんからの
「睡眠不足の次の日の最悪な顔を何とかする方法はありませんか?」
というお悩みに答えていきましょう。
原文筆者は期せずしてして夜更かしすることが多かったり、
夜中に何度も小さな子どもに起こされたりするため、
夜きちんと眠れているフリをすることが多いそうです。
以下では、その誤摩化しテクをご紹介していきましょう。
●シャワーを浴びる
別に冗談ではありません。
シャワーを浴びるなんて当たり前すぎると思うかもしれませんが、
恐ろしく疲れ切っている時や寝てなくて死にそうな時は、
シャワーを浴びる時間すら惜しむことがあります。
ですが、シャワーは浴びてください。
体を引きずるようにしてでも浴室に行って、
温かいシャワーを浴びると目が覚めてシャキッとします。
シャワーを浴びる時にスクラブ入りのボディシャンプー や、
リフレッシュ系の香りの石けんなどを使うとさらにいいです。
スクラブ入りの洗顔フォームで顔を洗うと、
睡眠不足でどんよりしていた顔色が一段と明るくなります。
シャワーを浴びたら、顔にも体にも化粧水をたっぷりとつけましょう。
睡眠不足でお肌は乾燥し、しわっぽくなっています。
そんな乾いたお肌に、化粧水で十分水分補給をしてあげましょう。
これでかなりスッキリするはずです。
髪からはいい匂いがして、お肌はしっとりふっくら。
あとは歯を磨いて(男性なら)髭を剃ればOKです。
すでにかなり普通の状態に近いのではないでしょうか?
ただし、目が腫れている人は次の項目をチェックしてください。
●睡眠不足のサインを隠す
夜更かしした次の日は、目にそれが現れることが多いです。
サングラスをしたいところですが、
会社や屋内でそんなことをしたらかえって目立つので、
違う解消法をお教えしましょう。
▼腫れぼったい目
冷たいものを目に押し当てると、
腫れぼったい目は確実に良くなります。
氷やアイスノンのようなものを、約10分ほど目に当てましょう。
目の腫れに効く便利なアイテムは他にもあります。
冷たいスプーン:冷蔵庫で冷やした金属のティースプーンを使います。
ティーバッグ:紅茶にはちょっとした収斂(引き締め)効果があるので、
目の周りの腫れが引き締まります。
キュウリ:90%以上が水分なので、ひんやりとして保湿効果もあります。
▼目の下のくま
目の下のくまは、実は睡眠不足が原因ではありません。
医療系サイトによると、目の下のくまはずっとそこにあるもので、
それが睡眠不足が原因で血色が悪くなったり、
目が落ちくぼんだりすることで、浮き彫りになるだけなのだとか。
そんなことを言われてしまうと元も子もありませんし、
じゃあたくさん寝てくださいとしか言いようがありませんが、
それでもクッキリと現れたくまは何とか隠したいですよね。
サングラスをかける以外の方法は以下です。
冷たいものを押し当てる:上の「腫れぼったい目」の解消法と同じです。
塩水で顔を洗う・スプレーする:顔を塩水で洗ったり、
吹きかけたりすると、鼻の詰まりが通るようになります
(鼻が詰まっていると血圧に影響が出て、
目の周りの静脈や毛細血管に血液が溜まるようになり、
それが目の下のくまの原因になることもあります)
コンシーラー:コンシーラーで目の下のくまを隠します(原文筆によると
黄色ベースのコンシーラーを厚めに塗るとくまが
キレイに隠しやすいとのこと)
濡らしたり、凍らせた布やハンカチで目の周りを
マッサージしたり、塩分を摂りすぎないように気をつけておくことも、
目の下のくまや目の腫れを防ぐのに効果があります。
目の下のくまを取る市販の医薬品も見かけますが、
劇的にくまがなくなるものはまだなさそうです。
とりあえずは上の方法を試してみてください。
▼目の充血
市販の目薬:疲れ目や充血に効く目薬はたくさんあるので、
それを差しましょう(血管収斂剤の入っていないものを選んだ方がいい)。
温かいものを押し当てる:Michele医師は、1日数回10~15分間温かいものを
目に当てると、血管の収縮を防げると言っています。
睡眠不足が原因の充血の場合は、冷たいものよりも
温かいものの方がいいそうです。
化粧:目の充血に他人の目がいかないように、
アイメイクで誤摩化しましょう。Michele医師の話では、
まぶた側の内側にブルーのアイライナーを引くと、
白目部分の静脈が分かり難くなるそうです。
目を明るく見せるには、白、ブルー、グレー系のアイシャドウに、
黒のマスカラがいいでしょう。
▼くすんで疲れた肌
遅くまで仕事をしたり夜更かしをした時には、
5~10分の運動をするのがいいです。
元気よくウォーキングしたり、階段の上り下りをする程度のものでも、
お肌を幾分か若返らせれくれますよ。
▼おまけ
女性の場合は、自分の肌色よりも明るい色のリップを塗りましょう。
睡眠不足を誤摩化したい時は、色のきれいなリップを塗るとかなり誤摩化せます。
●予防ケア
次に睡眠不足になった時に、もう少しマシな顔でいるためのTipsを
いくつかご紹介します。
まくらを多めにして寝る:「The Mayo Clinic」に、頭を高くして寝ると、
目の下にくまができにくいとありました。「
枕を高めにすると、寝ジワや顔のむくみにも効果的とあります。
寝る前のカフェインやアルコールは控えめに:
カフェインとアルコールは肌の水分を奪い、
アルコールは血管を拡張させるので、
顔が赤くなったりむくんだりします。
翌朝の顔色がさらに悪くなります。
水をたくさん飲む:寝る前に水をたくさん飲んでおくと、
起きた時に体全体が潤っています。
結局、どのようにして目覚めたいかということを考えればいいのです。
働きすぎで不眠症のように眠れない症状があっても、
ワークライフバランスが崩れていても、
美容と健康のために睡眠が欠かせないことは間違いありません。
睡眠不足の人は、通常8時間睡眠を取っている人に比べ、
健康的にも魅力的にも見えないということを、
証明している研究 (英文)もあるくらいです。
少し寝ていないくらいで神経質になりすぎる必要はありませんが、
朝「あまり寝てない」と言えば、ほとんどの人にはそれが分かります。
当然ながら、睡眠というのは見た目のためだけでなく、
すべての活力になるとても大事なものです。
できるだけ快適で質の良い睡眠を取って、
心も体も気持ちよく毎日を過ごしてくださいね。