ポルトガルのロカ岬
ユーラシア大陸最西端の地。
地球が丸いということをまだ誰も実証していなかった頃、
「ここから先に陸はない」と信じられていた場所。
それを表すように、ポルトガルの詩人、ルイス・デ・カモンイスの詩の一説
「ここに地終わり海始まる」
という言葉が海に向かって建つ石碑に刻まれています。
「ここに地終わり海始まる」
この一説が題名になっている小説を読んだことが、この場所へ行きたいと思ったきっかけでした
小説の中に出てきた、ロカ岬から届けられた一枚の絵葉書・・・
そこに書かれていた、「ここに地終わり海始まる」という言葉・・・
ロカ岬・・・
ユーラシア大陸の一番端っこ・・・・・
行ってみたい・・・
(ちなみに小説の中にはポルトガルやロカ岬のことは出てきません)
一度思い始めるとどうしても行きたくなってしまうワタシ
次の休みにはポルトガルへ
そして実際に、この本の表紙にもなっているロカ岬の風景を目にしたときは感慨深かったです
↓ ここまで行くと、「ユーラシア大陸最西端到達証明書」をもらうことができます
証明書には自分の名前とその日の日付を入れてもらえます。
旅の思い出の品はたくさんあるけれど、その中でもこれは特に大切にしているものです
ポルトガルでは、ロカ岬以外にも、リスボン・ナザレ・ヴィアナドカステロ・ポルト・・・・などなど、
素敵な街がたくさんあったので、また機会があったらブログにUPしたいと思います
↓ ポルトガル土産
**********************************************************************
よく、「なんでその国へ行こうと思ったの?」と聞かれることがあるのですが、
「行きたいと思ったから・・・」としか言いようのない時があります
なんというか・・・
自分の好きだと思った国に、自分が何かを感じたその場所に、
自分の足で立ってみたいという・・・
そういう自分の心に素直に従ってるだけなんだど思います
でも、旅が好きじゃない人にはあまりわかってもらえない感覚みたい
例えば大好きな国、スウェーデンのことを思い出すとき、
美しい自然の景色や洗練された北欧デザイン、人々との心温まる交流・・・
そんな素敵な風景や思い出と共に、一番最初に心に浮かぶのは
その時感じた風の匂いだったりするわけです
自分の身をその場に置いて、自分の五感で感じることの大切さ・・・
その国の空気を肌で感じてみたい
その時自分が何を感じ、何を想うのか知りたい
多分それが、今まで旅に出たいと思い続けてきた理由かな、と思います
もちろんやりたいこと全てできるわけじゃないけど、せっかく自分の心が何かに反応し、
それに向かっているならば、出来る限り実現したいと思うし、
実現するためにはどうすればよいのか考えるのが好きだったりします
だって・・・ そのほうが楽しいから
これは旅に限らず、いろんなことに言えることかな
あ、あと、時々「よくそんなお金あるね」というのも言われるのですが
もちろん余裕があるわけでも何でもなくて、旅の計画を立てるときは、
その旅を実現させることを第一優先にし、他の事を調整してなんとかやりくりしているだけです
学生の時はずっと、バックパック背負ってユースホステルを泊まり歩く貧乏旅行だったし
結局、優先順位の問題かなぁと思います
好きなことをするためには、他の事を我慢することもできるし、そもそも我慢って感じないかな
こんなふうに、
とにかく旅がしたい、外国で暮らしたい、と思っていた時期もありました
そして、それは、ある程度実現できたと自分の中では思っています
時と共に、自分の情熱の向かう先は変わってくるものだな、と最近思います
今は、日々の暮らしを穏やかに、丁寧に過ごしたい・・・
大切な人と仲良く幸せに暮らしたい・・・
というのが一番強い気持ち
なので、たまに楽しかった旅を思い出しながらも、
今は日々の暮らしのことを考えるのが楽しい毎日です
記事のタイトル「旅に出る理由」は
大好きな小沢健二の曲「僕らが旅に出る理由」から付けました。