天国にいるみたいだよ



最終巻です!
やっとレビューですww

陸郎の10年にも渡る片思いは実を結ぶ事ができるのか!?


保孝の後輩加藤の存在がなかったら多分ずっとグダグダしていたに違いないが、
ライバルがいることでいろいろと焦ってしまった陸郎。

それが凶と出るか吉と出るか。。


これまでのレビューはこちら
  ↓
今宵おまえと 一章二章


木下 けい子著コミック「今宵おまえと 最終章」
今宵おまえと 最終章 (H&C Comics ihr HertZシリーズ 134)/大洋図書
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十年間の片想いを乗り越えて、保孝の親友から恋人になった陸郎。だけど、恋をするのは難しくて、友達のままなら我慢できたことも、一度気持ちが溢れてしまうと、嫉妬も独占欲も止められなくなる。好きなのに、好きだからこそ、相手を傷つけてしまう。保孝は泣いて友達でいたいって言っていたのに・・・親友で、恋人で・・・想いに揺れ続けるふたりが出した結論は!?



保孝も割と流され侍なとこがあるんで、それに陸郎が振り回されてる感があるんだけど、
保孝にしてみれば、親友だから好きという気持ちはあるけど
恋愛感情かと問われると考えてしまうのが普通だよね。

でもさ後輩君とはいたしたわけだから、俺にだって当然チャンスはあるだろ?と陸郎が思うのも無理のない話でして。。

保孝は今更ながらに後輩加藤と寝たことを後悔。

相手の事を本当に考えるならば一度くらい寝てもいいかなと思うんじゃなく、断るべきだった、と。

ちょいと保孝は人の気持ちに疎いところがあるんで(あれでは別れた彼女が何で別れを告げたのか一生わからんだろうなぁ)、
真剣に人の気持ちと向き合ういい機会なんじゃないかしら。

でもねー、なかなかすんなりいかないんですよ。
やっと抱き合えた二人だったのに、
保孝の一言で暗雲が……。

ノーマルな保孝にしてみたら女役を自分がやるのは納得いかない、
かと言って抱く側にもなれるはずなどなく‥‥。

でも陸郎にお前が俺とやりたいってことなら抱かれる側でも構わないと、さあどうぞ、って感じなわけ。
いや、さあ、どうぞって言われても・・・・ww
そんな陸郎に向かって保孝ってばよりによって

キモい、ついていけない

って言っちゃうんだな。
これはキッツイ!
陸郎にしてみたら長年の思いがやっと通じたと喜んでいただけに…。
なので、そんな事言われた陸郎も売り言葉に買い言葉で喧嘩になってしまうんだよね。

ああ、もう、この二人は~!

保孝の葛藤はわかるんだけど、
自分も陸郎と彼の女上司との事を嫉妬してたくせにさー!

そーいや、BLにおける女性はヒールとして出てくることが多いけれど、
(特に恋愛感情が絡んでくると)
でも、この上司はとても好感もてたなぁ。

まぁ、すったもんだの末に無事くっつくわけだが←はしょり過ぎ
3巻に渡って二人の気持ちを丁寧に描かれていたので、
どちらの気持ちも良くわかる作品でした!

友達から恋愛に変わるのは難しい。
でも友達として失いたくない気持ちがいつしか恋愛に変わっていく、その過程が納得いくものでした!

それにシリアスになりそうになると、陸郎の変態チックな言動が笑わせてくれるので、
重苦しい雰囲気にならず、楽しんで読む事も出来たかなって思ってます!
これから益々変態に磨きをかけて保孝とお幸せに~!!と思わず祝福したくなりますね!



H度ドキドキドキドキドキドキ
ストーリー度満月満月満月満月



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