昨日買ってきた新刊、
さっそく読みましたよ~!!
もう前回はいいところで終っちゃってたんで
焦れてたんですもん~~!!

ちなみにこれは獣人シリーズでして
凍る月 」のスピンオフ作品である「花の残像 」の
続きなんですね。

読む順番としては
「凍る月 漆黒の情人」→「凍る月 紅の契り」→「凍る月 灰色の衝動」→「花の残像」

となるわけです。

獣人とは読んで字の如く
まさに獣に変化する人間、そしてそんな人間の餌として
存在する人間もいるのだ。
その餌は驚異的な再生能力を持ち
ケガをしてもすくにその傷がふさがっていくんだよね。

この一連のシリーズはその獣人と餌のラブストーリー。
‥‥と言っても甘いものじゃあないですよ。。。。

夜光 花著「花の慟哭」
花の慟哭 (竹書房ラヴァーズ文庫) (ラヴァーズ文庫 76)/夜光 花
¥620
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「君のいない人生がどれだけつらいか、頭がおかしくなりそうなこの気持ちが、君にはわかる?」特異体質のせいで、幼い頃から研究所で育ってきた巴は、その研究所を破壊しにやってきた「組織」の須王に助け出される。しかし、巴の存在は、その組織でも混乱を招くものだった。組織の者に陥れられ、須王と引き裂かれた巴は、ある医者に再び監禁されてしまう。巴を救えなかったことを激しく後悔する須王と、須王のもとに戻りたいと願う巴。強く惹き合う二人の運命は、嵐のように膨れ上がりー…。


相変わらず巴が悲惨な目に遭っててかわいそうという気持ちを通り越して
なんとかしてやりたい‥‥という思いになりますね。。。

前回、組織の幹部でもあるヨハンに騙され
須王と離れ離れになってしまったどころか
死ぬほどの辛い目に遭わされてしまった巴。

そしてその巴は死んだと聞かされていた須王。

今回はそこから2年が経過してからの話。

この2年というのが巴がまさに再生能力があるがゆえに
またもや怪しげな人物に捕えられ
あろうことか人間狩りのターゲットとして飼われていたのだ。

巴は死なないからね。
銃で撃たれてもまた再生する。
だから人間狩りを楽しむ奴らの的になっていたのだ。

再生するといっても痛覚はある。
だから撃たれても肉がそげても傷がつけば
普通に痛みを感じるわけで
死なないだけでその痛みがずっと続くのだ。
そんなの耐えられないでしょ。。。

そんな生活をずっと強いられいつしか巴は記憶を封印してしまう。。。

案外ね、この本の早い段階で須王と再会することができるんだけど

須王と再会したことで記憶も取り戻すことができたと思ったのも束の間
この2年の辛い体験は巴を苦しませることには変わらなかったんだよね。

夜中に悲鳴をあげ、発作を起こす、
そのたびに須王がもう、ひたすら、なだめて、落ち着かせて
ずっと看病するんだよ。

この巻は本当に須王の巴に対する愛の深さを感じることができる。
須王はもともと情が深い人だと思うんだよね。

それは仲間に対しても同じこと。

裏切り者であるヨハンを見逃すことはできない、
どんな理由があれ、裏切り者には死をー
それが組織のトップである須王でさえも
覆せない掟なのだ。

今回は前回あんなに憎い~と思っていたヨハンが
読んでいくと‥‥もしかしてという気持ちになって
それがやはりという確信に繋がってしまった。

本当に悲しい。

切ない。

だけどヨハンのそんな気持ちもすべて須王は
受けとめていたし知っていたんだよね。

巴はかわいそうな思いをしたけれど
本当の意味で一番辛いのは
須王なのかな・・・と、感じてしまう本作でした。。


Hは夜光さんなのでもちろん今回も濃ゆいんですけど
今回はなぜかいやらしさを感じなかったな~!

きっとあんまりにも巴が悲惨な目に遭い過ぎてて
須王も巴がいなかった2年間、辛過ぎてて
その2人が再会したんだから
もう思いの丈を思いっきりぶつけ合って頂戴!!
ってー感じになってしまったよwww

逆に2人が結ばれていることで
読んでる私も安心感が・・・・

H読んでてそんな風に思ったのって初めてwww

H度ドキドキドキドキドキドキ
切なさ度星星星星
ペタしてね

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