獣人と餌のラブストーリー「凍る月」のスピンオフ作品。

この話と凍る月は敵対関係にあるんだよね、一応。
敵対、、、といっても
何か恨みがあるとかそういうんじゃなく
凍る月の梁井は一匹獣人でオレのことは放っておいてくれタイプ。
対してこちらの花の残像は獣人の組織が関わっている。

要はお互いの価値観、考え方が違うっていうこと。
それに希少価値である餌の存在。
これもまた獣人にとっては争いのタネでもある。

凍る月ではやっぱり梁井・光陽サイドになってしまうんで
組織は敵と思ってしまうけど
この「花の残像」はまさに組織サイドのストーリー。

そうすると敵と思っていた組織への見方もまた変わってくる。

梁井には梁井のルールと己の正義があり
組織には組織のルールと正義がある。

凍る月の三冊目、灰色の衝動で出てきた
組織のリーダー・須王とその彼の契約者である巴がメインの話になります。

夜光 花著「花の残像」

ラヴァーズ文庫 cut/高橋 悠
BLのススメ
生まれつき特異体質である巴は、離れ小島の研究所で、隔離されて育ってきた。身体を調べられ、毎日怯えながら生活しているのだ。しかしある日、その研究所 が破壊され、侵入して来た男、須王と出会う。優雅で柔らかな物腰でいて、荒々しい獣のように周りを攻撃する須王に、巴は有無を言わさず連れ去られてしま う。巴が魅了されるほど甘く、それでいて危険な香りのする須王の目的とは…?貴重な「餌」を巡り、獣達のゲームが始まる。


読んだ後、やられた!!
って思いましたね。

これも、続きがあるのかーーーー!!って。

珍しくこの私が正規の値段で買った本ww
(つまりは古本屋ではないってことだ)
はぁ、これじゃあ、また新刊でこの本の続きが出た時に
買わねばならないではないかー。

まんまとしてやられた・・・・(←何にっっ)

でも、こういうシリーズ物は
わかってて買ってるんでハズレがないのだけが救いだ。

そんなワタクシ事はどうでもいいんですが、
肝心のお話ですけど
凍る月同様、面白くてたまらんっっっっラブラブラブラブ

今回の餌で受である巴は小さい頃にその驚異の再生能力により
研究所で軟禁状態にあった。
なのでまさに純粋培養。
外の世界を知ることなく育ってきた巴。
これって凍る月の光陽も似た感じだよね。
でもあっちはまだ普通に学校に通ったりしていたけど
それ以外の外出は許される生活ではなかった。

巴と契約する獣人は須王。
この須王は最初のシーンからいきなり獣人で
ガオガオ喚いてるわ、巴に噛みつくわ、
助けてやった巴に対しいきなり突っ込んじゃうわ
血ぃ飲ませるわでやりたい放題・・・・・。

なんてこったい!
と思っていたら
次に会った時はとっても紳士。

ええ?これがあの獣人!?
とそのギャップに驚き。
(あ、私こっちの話を先に読んじゃったのよね、凍る月より)

もちろんギャップに驚いたのは巴も同じ。
しかも今回は攻である須王はもってもて君だ。
巴は自分の気持ち(嫉妬心)に戸惑いながらも
須王と身も心も結ばれる。

で、めでたしめでたしで終らないのがこの話。

この巴が須王が組織のリーダーとなるためには
邪魔だと判断する人物がいる。
そしてその人物の策略にまんまとのってしまい
巴は行方知れずに・・・・・
(ちなみに須王は巴が死んだと思っている)

という非常に気になるところで終っている・・・・

今度いつ出してくれるんですかーっっっ!?

このままじゃヘビの生殺し状態です~~泣く

H度ドキドキドキドキドキドキ
ビースト度ガオーガオーガオーガオーガオー

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