外の猫と関わっている人ならみんなご存じですね
不妊手術済みの証しに耳の先をV字にカットすることです。
しかし、そのV字の大きさは病院や先生によって様々です。
かなり小さめにカットされています。
写真では右耳だけに見えますが左耳もカットされています。
実はテンちゃんは、不妊手術を済ませてここに捨てられていたのです。
サクラカットがなかったために、病院に運んだ時に先生からこう言われました。
「お腹に傷がありますが、不妊手術の傷かどうかはお腹を開けてみないと分かりません。」
それで開腹手術をした結果、手術済みだと分かったのです。
かわいそうに二回もお腹を開けてしまいました。
これ以上お腹を開けられないために、サクラカットをしてもらったのです。
もうこれで大丈夫ですね。
黒ポンのサクラカット
ポンズのサクラカット
あまり大きいカットは何かの拍子に切れてい血が出ることがあります。
病院の先生に言ったことがありますが、先生は「時間が経つと縮んで傷跡が小さくなりますよ」
と仰いました。
そこで
「小さくならないんですよ。見てください。」
と言って、この写真を見てもらいました。
一度手術をした子が二度三度と病院に来ることはほとんどありません。
先生も手術後の様子はほとんどご存知ないのだと思います。
写真を見せたお陰か、その後手術した子たちはみんな小さめのサクラカットになりました。
みんな小さめにカッコよくカットされていますね
小さい方が猫への負担も少ないと思います。
サクラカットがされている猫は管理センターに万が一持ち込まれても、処分はされないということです。
つまり命を保障されるということになります。
サクラカットがされていません。
ラッコが不妊手術をしたのは今から六年前、その頃はまだサクラカットをされませんでした。
でも大丈夫!
しっかり覚えているからね。
今日も公園に来た女の方とお話をしました。
家の近くで野良猫が子供を産んで困っているということです。
ほとんどの子が交通事故で亡くなってしまうと仰っていました。
まず、母猫を捕獲して不妊手術をする事が必要だということ、市から市と獣医師と市民の協働事業で六千円でオスもメスも手術できる仕組みがあること、捕獲器も管理センターで貸し出してもらえることを伝えました。
今は予算がなくなっているかもしれませんが、多くの方にこの事業のことを知ってもらい、不幸な命が産み出されないことを願っています。
サクラカットの必要性がもっと広がりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございます