考える母 | レビー小体型認知症母との共同生活「そのうちなんとかなる?」

レビー小体型認知症母との共同生活「そのうちなんとかなる?」

レビー小体型認知症の母との共同生活について書いていこうと思います。
いわゆるシングル介護ってやつですか。
たまに脱線もあり。

今朝の母。

デイのお迎えが来て、私
「○○さん(デイ名前)来たよ」


「来たか!」

玄関先で、母
「誰だ?」

秒殺で忘れた。


「○○さんだよ。迎えに来てくれたの!」

職員さん
「○○さんですよー」


「そうか、○○さんか。(職員さんの顔を見て)元気だね」

職員さん
「はい、元気ですよ(^_^)」

私、靴ベラを渡し
「靴履いてね」


「よし、履くぞ!考えるわ」


「考える?」


「考えるよ」

靴の履き方を考えると言う意味?

いや、考え出したら履けないって。日常動作は考えずに反射的に動くから遂行できるのよ。


靴は無事履けた。

考えてない証拠である。


語義失語の進行により全く関係ない言葉が口から出てしまうので、本当は他のことが言いたかったのだと思う。

よしんば何か考えるつもりだったとして、何を考えるのか追及しても、まず適切な答えは返って来ない。

仕方ないので
「そう。よく考えてね」
と言っておいた。


真面目なハナシ。

いつもよくよく熟考し、正しい答えを導き出して、それに則した適切な行動を取ってほしい。


ムリ。