レビー小体型認知症母との共同生活「そのうちなんとかなる?」

レビー小体型認知症母との共同生活「そのうちなんとかなる?」

レビー小体型認知症の母との共同生活について書いていこうと思います。
いわゆるシングル介護ってやつですか。
たまに脱線もあり。

本日、母は満95歳になりました。

 

胃ろうを造設して病院から帰宅したのが2年前の今日なのだが、2年経った気が全くしない。

 

我が家にお越し下さる訪看の皆さんもマッサージの先生も

『あっという間の2年』

と感じているそうで

全7人の看護師さん&マッサージ先生

「そんなに経ちましたか」「早いもんですね。びっくりしますよね」

という会話を計8回も繰り返してしまった。

 

1月29日の4回目の胃ろうボタン交換も

皆さん感じたのは

『4回目!?もうそんな時期なんだ』

 

とりあえずあまり重大事に発展するような出来事が起こらず(アワアワした事はあったけど)日々が過ぎたので、よけいに月日の流れの早さを感じるのかな。



 

 

昨日は拙宅のアルミサッシ交換日だった。

 

築50年超の当団地、窓の開閉時のキュルキュル音や風によるガタ付きなどが発生しているため全戸のサッシ窓取り替え工事を行うことになった。


 

同じ階段に長年住人不在のお宅があって、うちの両親よりも10歳以上年長の御夫妻が住んでいらっしゃったのだが

奥様が逝去され、御主人の姿もお見かけしなくなった。

御主人は御子息と同居されたのか施設入居されたのか事情はわからなかったが、表札はそのままで

時々御夫妻のことを思い出していた。

 

思い出すと必然的に

まだうちの両親が元気で私も若くてチャラチャラ遊び暮らしていた(今もチャラチャラはしているが)日々のことも甦ってきて

寂しいような切ないような気持ちになった。

 

そのお宅は今回の工事をどうされるのだろうと思っていたら

うちの工事日の前日、御子息夫妻に声を掛けられた。

 

お母様亡き後、お父様も割と早く亡くなられていたそうだ。

御子息は御両親のことで後悔があり、この家に来るのが辛く、どうしても近寄れなかったが工事のために決意して来られたとのこと。

 

私が御両親を憶えていると話したからなのか少し詳しいことも話されたけど、なんだかね、御子息の気持ちはとてもよくわかるような気がした。

私も同じ状況だったら、なかなか来る決心つかなかっただろうな。



 

サッシ交換の結果、窓が吸い付くようにピタッと閉まるようになり驚いた。

作業スペース確保のための片付けが面倒で、余計なことすんなや町内会💢とか思ってたけど

今は心から工事して頂いてよかったと感謝している。

アサハカですんませんでした。



 

10月20日(金)

名古屋フォレストクリニック受診。

 

本来の予約日は16日(月)だったが

先月の吸引時の出血のこともあり、母同行か私1人で行くか迷っているうちに介護タクシーの予約が遅れて16日が取れず。

今回はまたパスするか…とも考えたが

前回母が行ったのが4月、今回行かずにこれからの寒い季節を避けるとすれば次に行けるのは来年春…。

やっぱり今回は母も一緒に、ということでタクシーの空いている(金)に受診日変更して頂いた。


 

ドクター

「この人今どこにおるの」

 

「家です。在宅で一緒に暮らしています」

 

毎回どこにいるのか訊かれるなあ。

先生、施設入居したらちゃんと報告しますってば。

 

ドクター

「あなたも大変だねえ」

 

「そんな大変でも…。いい加減なので」

 

ドクター

「いやいや大変だわ。偉いと思うよ」

 

「偉くないです。親不孝ものですから」

 

ドクター

「そんなことないて」

 

「いえ本当に」

 

吸引やり過ぎて出血させる(ドクターにもメモで報告した)ようなバカモノが偉いはずない。

でも『そんなことではダメだがね!』と叱られたらきっと酷く辛い。

褒めて下さって有難かった。



 

10月21日(土)

近所クリニックにてインフルエンザワクチン接種。

 

毎年母が先に打たれるので今日は勇気を出して私を先にしてもらおうと思ったが、結局ヘタレて母を先にしてしまった。

別にどちらが先でも同じことではあるけど。


 

今年のワクチンは比較的痛くなかった。

いや、やっぱり痛かった😢


 

先日訪看さんに採って頂いた血液検査の結果が出たので、そのお話も。

 

近所ドクター

「全部の項目問題無いです。貧血も大丈夫なので、胃からコアグラが引けたことがあったけど胃に何か悪いモノができているとは考えられないから確定診断ではないけどまず安心して。おそらく一過性に傷付いただけだと思う」

 

「ありがとうございます(_ _)」

 

全ての数値が完璧に基準値内ではないが、年齢を考えれば上々と考えてよいのだろう。


 

近所ドクター

「お母さん元気そうだよね。頑張ってるね」

 

「はい。(母は)頑張ってます!」



 

ほんとに

こんなテキトーな介護者なのに、母はよく頑張ってくれていると思う。