原は思った。
ラージャン千本ノック部屋のノッカー(部屋主)として、俺は相応しいのかと・・・
部屋に来てくれる人に対し、ラージャン2頭と言う球を打つ。
俺は、その打球を受けたいと思われるノッカーなのだろうか。
ノックとは、ノッカーと受ける側の人間との闘いでもある。
ノッカーは、受ける側の人間に対して
「ノックお願いします!」
「ばっちこいや!」
「もっと打ってこい!」
このような言葉が自発的に出るよう、向上心や闘争心、反骨精神を持たせなければならない。
それには何が必要か。
ノッカー自身の技量である。
ノッカーにある程度の技量が伴わないと、受ける側は「こんな下手な奴の球捕れるかよ」となってしまう。
要は、嘗められてしまうのだ。
受ける側の人間に対し、己の技量を認めさせなければならない。
つまりは、ラージャン千本ノック部屋のノッカーとして、ある程度の技量を見せる必要がある!
そのためには!
140ラージャン2頭を15分針でクリアして見せる事が必要だ!!(えっ?私の目標ひくすぎ?!)
見ろ!!
これが!!
ラージャンノッカー!
俺の技量だっ!!
ほ、ほげぇええええ~!
1頭目を5分で処理するも、エリア4で1乙をかます。
それさえ・・・それさえなければ・・・
バグったカメラワークをした瞬間に無事死亡。ファッキュータゲカメ
TAも野球も「たら」「れば」を口にしたらキリがない。
じゃあ、あきらめるのか?
否!
俺を誰だと思ってやがる。
永遠の若大将!!
原 辰徳だ!!
15分針キタァァァァア!
1頭目がビーム連発個体だったのに対し、2頭目がデンプシー連発幕ノ内個体であったので、後半にグダッてしまったが目標達成!
やったで・・・
これで受ける側の人間も認めてくれるんじゃなかろうか・・・
今日も打つぜ千本ノック!
受けたい奴ぁは前に出ろ!!