さて、海で遊んだ後さらに時間があったので、私は町の散策に出かけました。
と言いましても、本当に何もない場所でして。
団地があって、大きな道路が走っていて、何か小さなオフィスビルやショールームみたいなものは点在していましたけれど、それだけでした。
町の端っこに大きなホテルを建てただけ、なんですかね。ホテルの中には至れり尽くせり何でもあったけど、そんなもん面白くないし。
でも、しばらくてくてく歩いていきますと、ミニスーパーマーケットみたいなのがありました。確かにスーパーマーケットで、オールジャンルで何でも売っていました。
しかしあくまでもミニでして、各ジャンル1点ずつみたいな状態でした。
魚は1種類、チョコレートが2種類、ノートは1種類…とそんな感じ。
たぶん、コンビニみたいなもんじゃないのかな、と。本当の買い物はきっと市場とか、もっと大きくて専門店が並んでいるところに行くけど、ちょっとあれが欲しいなと思った時の間に合わせに便利に使えるお店。
写真、撮っておきたかったなー。
せっかくだから何か買おうと思い、チョコレートが2、3枚陳列されたケースの前に行きました。で、指差して、「これ下さい」 のアピール。
しかし売り子のおばさんはしかめっ面をしてかぶりを振り、何かをロシア語で言いました。
さっぱりわかんないので、えーと、と首をかしげ、もう一度チョコレートを指差して、お財布を見せて、「これを買いたいのです」 とアピール。
そしておばさんはまた何かを言う。再度首をかしげる私。
溜息をついたおばさんは、今度は明らかに何かを説明する口調で、そして明らかに苛立った口調で、私にペラペラと話しかけてきました。
さっぱりわかんないけど。
しかし場の空気とはたいしたものでして、最後におばさんが 「わかった?」 と問いかけてきたのだけはわかりました。で、そっと首を横に振りました。
どっと笑いが起こる中、やってられないわとばかりに天を仰いだおばさんは、私の背後に向かって何か大声で話しかけました。私が振りかえると、レジにいるおばさんが笑いながら手招きをしています。私がそちらに行きますと、おばさんは紙に書いたメモで値段を教えてくれました。
私がそれを払うとレシートを渡してくれて、これをあの人のところに持って行きなさいと指差してくれたのです。ああ、前払い制でしたか!レシートと引き換えに品物を受け取るんですね。想定外でした…。
そう言えば、のちに訪れたネフスキー大通りの本屋さんでも、本も雑誌もすべてケースの中やレジの背後の棚にあって、客が勝手に触ることはできませんでした。
あれも先払いだな、きっと。
ここで、何枚も撮ったネフスキー大通りの写真を載せたいところですが、残念なことにすべて心霊写真状態なので…。なんでしたら、一昨日の記事 を見ていただければ、2枚ほど載せています。
さて、
同じスーパーマーケットの中で、アイスクリームも売っていました。個放送の市販品じゃなくて、コーンに盛り付けてくれるやつね。これもぜひ試してみたかったので注文。こちらは現金と引き換えでした。
で、アイスクリームは100グラム。ぴったり100グラム。何しろ、コーンにアイスを盛ったあと、量りに乗せて重さを量るんですから。ぴったり100グラムになるまでアイスクリームを増やしたり減らしたり。
チョコレートのアイスクリームはなかなかの美味しさでした。真冬と言う季節的に、食べながら歩いても心浮き立つと言う感じではありませんでしたが、楽しかった。
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