パラドックス勉強法 その2 | 衛生管理者・エックス線作業主任者・危険物取扱者の合格率約90%の試験対策ブログ

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今回は、「パラドックス勉強法 その2」についてです。

⇒『パラドックス勉強法 その1』はこちら。
⇒『パラドックス勉強法 その3』はこちら。

パラドックス勉強法は、択一式の問題に正解することに特化した勉強方法になります。

択一式の問題とは、2つ以上の事柄から適切な1つの事柄を選択するという問題です。

パラドックス勉強法は、択一式の問題であれば、四者択一式でも五者択一式においても、有効な勉強方法になります。

では、パラドックス勉強法のステップ1について説明していきます。


【パラドクス勉強法ステップ1】

まず、試験内容の全体を調査します。

試験内容の全体を調査するというのは、資格試験の勉強に使用する参考書や問題集の全体を、大まかに把握することです。

具体的には、次の項目を調査します。

・科目
・参考書、問題集の目次
・問題の形式
・問題の解答と解説の詳しさ
・参考書の大きい見出し
・参考書の小さい見出し
・図、表、グラフ及びその説明
・各章、各見出しのまとめ


これらを調査して、これから学ぶ事の全体像を把握しましょう。

これを行うことで、勉強の「速度」と「理解力」が上がります。


では、なぜそのような効果があるのでしょうか。

それは、参考書などに書かれていることを大まかに知る事で、次に学ぶ内容を予測できるようになるからです。

つまり、全体の流れを知る事で、学ぶ準備が整い、より効率的に勉強できるようにわけです。


ところが、多くの方が、試験内容の全体を調査するという作業をやりません。

勉強を始めるとき、いきなり最初のページから勉強を始めてしまうのです。

これでは、新しい土地に行った時に、地図を持たずに出かけているのと同じです。

どこに何があるのかわからず、行き当たりばったりで、混乱してしまいます。


また、試験内容の全体を調査することは、資格試験の勉強に限ったことではありません。

例えば、今この記事を読まれている方の中にも、本を速く読めるようになりたいという方が、いらっしゃるかと思います。

つまり、速読をしたいという方ですね。

速読をしたい方は、次の方法を行ってみてください。

まず、読もうとしている本をペラペラとめくって、次の項目の調査をします。

・タイトル、サブタイトル
・本の帯
・目次
・大きな見出し、小さな見出し
・図、表、グラフ
・各章のまとめ
・あらすじ、あとがき


その後、その本を普通に読み始めてください。

たったこれだけです。

これを行うだけで、本を読む速度が1割~3割速くなります。

これも、目次や見出しなどから全体の情報を知る事で、その本に何が書かれているのかを知り、学ぶ準備が整うからです。


なお、試験内容の全体を調査する作業は、あくまでも全体を見渡して、これからどのような内容を学ぶのか、あたりをつける程度です。

このときに、内容を覚えようとする必要はありません!

多くの方は、参考書に書かれていることの全部が重要だと考え、手当たりしだいを吸収しようとしてしまうのです。

科学技術は、日々進歩しています。

日々新しい技術が開発され、新しい経済の流れができて、新しい法律が施行されています。

このことは、資格試験を受験する私たちが覚えなければならないことが、爆発的に増加していることを意味します。

つまり、10年前に処理しなければならなかった情報量よりも、現在の方がはるかに多くの情報があふれており、それらを覚えていくのは、かなり大変になってきています。

それにもかかわらず、何でもかんでも覚えようとするのは、現実的ではありません。


私たちは、学校教育の中で、たくさん知識を得ている人が優秀だとされてきました。

小学校でも、中学校でも、よりたくさんのことを覚えさせようとします。

確かに、基本的な知識を詰め込む事は、必要かもしれません。

しかし、大人になってから受ける資格試験の勉強には、今まで学校教育で教わった勉強方法では合理的とは言えません。

多くの資格試験の勉強と、学校での試験は、全く別の物であると認識しなければなりません。

ここを混同してしまうと、いつまでたっても効率的な資格試験の勉強はできません。

自分が成長するに従って、必要となる知識は変化します。

それに伴って、勉強方法も適切なものに変化させる必要があるのです。



今回は、パラドックス勉強法ステップ1として、「試験内容の全体を調査すること」をお伝えしました。

これから資格試験の勉強を始められる方、もしくは、すでに勉強をされている方も、実行してみてください。

必ず効果が実感できるはずです。

⇒『パラドックス勉強法 その1』はこちら。
⇒『パラドックス勉強法 その3』はこちら。


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