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今回は、「勉強はどこから始めればいいの?」についてです。
私は、講師をしておりますと、よく聞かれる質問があります。
それは、「資格試験の勉強は、どこから始めればいいでしょう?」です。
実は、この質問は、すばらしい質問です。
なぜなら、この質問は「より効率的に勉強するためには、どうすればいいか?」と聞いている事と同じだからです。
質問している方は、どこから勉強を始めれば、楽に短期間で合格できるかを考えていることになります。
このような思考や、質問をするという姿勢が、何も考えていない方との差になっていきます。
勉強を始める際、ほとんどの方は、参考書の最初から覚えなくてはならないと勘違いしています。
確かに、参考書のほとんどは、最初の方に基本的な用語の説明や解説を載せているので、最初からやっていくのもいいと思います。
しかし、絶対に最初からやらなければならないかというと、そんな事はありません。
自分の興味の沸くところから、やっていくのがいいと思います。
参考書の全体を見て、「ここから始めよう!」と思ったところからやっていけばいいでしょう。
その方が、勉強することが楽しくなるはずです。
なぜ、ほとんどの方が、参考書の最初から勉強を始めるかと言うと、それは学校教育にあります。
例えば、中学校の歴史では、原始時代から教えられます。
いきなり、人類誕生とかアウストラロピテクスから教えられるのです。
これはこれで、原始時代に興味がある人なら良いです。
しかし、多くの場合、そんな事はありません。
一時期「歴女」という言葉が流行りました。
「歴女」とは、歴史好きの女性のことです。
歴史の何時代が好きかと言うと、戦国時代や幕末です。
クロマニョン人とかネアンデルタール人が好きなわけでは無いのです。
真田幸村や坂本龍馬のブームは起きても、クロマニョン人のブームは起きないのです。
ブームになるくらい多くの方は、原始時代よりも、戦国時代や幕末の方に興味があるのです。
このように、学校教育を受けてきた私たちは、原始時代のように勉強は最初からやるものだと思い込んでいます。
ですから、資格試験でも参考書の最初から「一言一句逃すまい!」と、気合を入れて始めてしまうのです。
興味のないところからスタートしてしまうと、途中で飽きてしまいます。
すると、勉強を途中で挫折したり、ひどいストレスを抱えながらやってしまうのです。
だから、『最初から』にこだわる必要はありません。
資格試験の勉強を始める時は、興味のあるところからスタートしてもいいのです。
もっと自由な発想を持って、勉強を始めましょう。
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