頭が良くなる食べ物 | 衛生管理者・エックス線作業主任者・危険物取扱者の合格率約90%の試験対策ブログ

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今回は、「頭が良くなる食べ物」についてです。

スーパーマーケットの鮮魚品売り場にいくと、「魚、魚、魚~、魚を食べーると、頭、頭、頭~、頭ーが良くーなる。」という歌が聞こえてきます。

私も、「魚を食べなさい。」と親に言われて育ってきました。

しかし、魚を食べるだけで、本当に頭が良くなるのでしょうか。


魚には、DHAという物質がたくさん含まれています。

DHAは、ドコサヘキサエン酸の略称で、耳にしたことがある方もいらっしゃると思います。

人間は、約60兆個という膨大な数の細胞からできています。

そのうち脳には、約1000億個の神経細胞があります。

DHAは、その細胞の膜を構成する物質で、人の脳にもたくさん含まれています。

人の脳にたくさん含まれているのだから、DHAをたくさん含む魚を食べれば頭が良くなると言うイメージは、ここから生まれたのでしょう。

ただし、DHAをたくさん含む食品を食べたからと言って、それが脳に直接作用し、頭が良くなるという科学的な根拠はまだ見つかっていないようです。

つまり、DHAをたくさん含む食品を食べても、頭が良くなる事はありません。


また、近年、うつ病など心の病を患う方が、増えてきています。

その背景に、不況や人間関係のストレスの増加が、挙げられるでしょう。

また、ストレスは、記憶にも悪影響を及ぼす事で知られています。


ところが、ストレスを抑制する物質として、注目されている物質があります。

それは、GABA(ギャバ)という物質で、一部の野菜や果物にたくさん含まれています。

GABAは、神経細胞の情報伝達物質として使われる物質のひとつです。

その役割は、神経細胞の活動に、ブレーキをかけて止めてしまうというものです。

このことから、「神経を静め、ストレスを抑制する。」というイメージにつながったようです。

しかし、GABAを含む食品を食べて、ストレスが軽減するという科学的な根拠は、今のところありません。


普通、食品から得た栄養分は、血管を通って全身の細胞に運ばれます。

しかし、脳の血管は少し特殊なのです。

脳の血管には、「血液脳関門」と言われる、いわゆる関所のようなものが存在しています。

これによって、血管と脳細胞の間の物質の出入りが、厳しく管理されているのです。

食品として摂取したGABAが、この関所を通り抜けることはできません。

ですから、GABAをたくさん含む食品を食べたからと言って、脳に直接届きませんし、ストレスを軽減する事もできないのです。

ちなみに、血液脳関門がなければ、毒素なども簡単に脳細胞に到達してしまい、人間の情報伝達が簡単に阻害されてしまいます。

これを防ぐために、脳の血管に関所が必要なのです。


では、頭が良くなると科学的に認められている食べ物はないのでしょうか。

実は、身近なところにそれがありました。

それはカフェインです。

カフェインと言えば、コーヒー、紅茶、コーラなどに含まれている成分です。

過去に行われた大規模な実験によると、カフェインを服用すると、ほんの少しだけテストの成績が上昇したようです。

つまり、カフェインを摂ることで、人間の記憶力は増強されるのです。

ですから、資格試験や学校の受験の前にコーヒーなどを飲めば、記憶力が少し良くなるはずです。

ただし、コーヒーなどを飲み続けると効かなくなるばかりか、飲みすぎるとカフェインの持つ覚醒作用で不眠症などの副作用を生じる事があります。

また、弱いながらも依存性があるため、カフェインの摂り過ぎには注意が必要です。


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