苦手科目はパフォーマンスが良い | 衛生管理者・エックス線作業主任者・危険物取扱者の合格率約90%の試験対策ブログ

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今回は、「苦手科目はパフォーマンスが良い」についてです。

学校の科目で、得意な科目と苦手な科目は、誰にでもあったと思います。

そもそも得意科目や苦手科目は、どのようにして決まるのでしょうか。

「私は、文科系だから数学や理科が苦手科目だ。」と言う人も居ます。

あるいは、「私は、理科系だから語学が苦手科目だ。」と言う人も居ます。

でも、人は、生まれながらにして、文科系や理科系に分類されているわけではありません。

多くの場合、本人の感情によって、得意科目や苦手科目が決まってしまいます。


例えば、苦手科目は、次のようにして決まってしまうのです。

「数学の先生が嫌味を言う人で、数学が嫌いになってしまった。だから、数学を勉強しなくなって、苦手になった。」

「英語の授業で、クラスのみんなに笑われるような、恥ずかしい体験をしてしまったので、英語が嫌いになってしまった。だから、英語を勉強するのが嫌になって、苦手になった。」

このように、その科目が苦手なのではなく、その科目に付随した感情が原因となっているのです。


もちろん私にも、得意科目や苦手科目がありました。

私は、中学校の時、英語だけは成績が良くて得意科目でした。

英語が得意科目になったのも、感情的な理由があったからです。

私は、小学校6年生の時、英語教室に通っていました。

学校で英語の授業が始まるのは、中学校からですが、小学校6年生で、すでに中学校1年生レベルの英語の学力はありました。

小学校のくせに、英語を少し知っていたので、私の兄にこのように言われました。

「お前、絶対英語が得意になるだろうな。」

兄とは3歳離れていて、学力でも、スポーツでも、ケンカをしても勝てるものが何もありませんでした。

負けず嫌いの私は、何でも良いから兄に勝ちたいという気持ちがありました。

ですから、「お前、絶対英語が得意になるだろうな。」という言葉は、勝ち負けではありませんが、認められたような気がして、とても嬉しかったのです。

だったら、兄が言うように、英語を頑張ろうと思って努力したのです。

もちろん、兄が意図してそのようなことを言ったわけではありません。

私の心が揺さぶられたために、得意科目ができたのです。


その後、高校に入ってから、コース選択がありました。

「普通コース」、「数学コース」、「英語コース」の3つがあったのですが、私は「英語コース」に進みました。

「英語コース」に行ってからは、英語漬けで数学や理科の授業がありませんでした。

このとき、数学や理科が、苦手科目になってしまいました。

結局、苦手科目と言うのは、知識量が少ないだけのことなのです。

逆に、得意科目は、たくさんの知識量があるので得意科目なのです。

生まれながらにして、「これが得意だ。」「これが苦手だ。」と言う人は居ません。

ですから、努力して知識量を増やせば、苦手科目が得意科目になることもあるのです。


また、苦手科目には、長所があります。

苦手科目は、パフォーマンスが格段に良いのです。

苦手科目は、頭の中に知識が無い分、一気に成績を伸ばすことができるということです。

乾いたスポンジは、水をたくさん吸収するのと同じです。

苦手科目の知識が空っぽの場合、その知識を一気に吸収することができるのです。

得意科目の場合ですと、水を吸ったスポンジに、さらに水を吸収させようとしているようなものです。

その場合、なかなか成長できない事があります。

具体的に言うと、100点満点中、80点の得意科目を90点にするより、40点の苦手科目を50点にするほうが簡単なのです。

同じ10点を伸ばすの場合でも、苦手科目のほうが、伸ばしやすいのです。


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