大学のフットボール試合 | アメリカ片田舎の毎日

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皆さんの知っているアメリカとは全く離れたところで生活しています。こんなこともアメリカでは起きるのです。

昨日は高校のフットボールの試合のご紹介でしたが、今日は大学の試合です。

大学のスポーツはいろいろレベルがあって、一番上のレベルはNCAA のディビジョンI(ワン)です。

うちの大学のように大きな大学の場合、プロ同様の扱いをされます。

私達は年間指定席を持っているのですが(といってもたった7試合しかホームゲームはないのだけど)一試合が一人52ドルです。この日の観客数は8万5千人。単純計算で、切符の収入だけで、4.5億円くらい。(すごい!) プラス、駐車場代、食事代、お土産、などなど多額の収入が大学にあるのです。テレビで放映される場合はその収入もあります。遠くから訪れているファンはホテルに泊まり、テールゲートという試合前のパーティでは食べ物、飲み物を買い、そのような支出を入れるとテレビ放送のない日で、1億円近くのお金が各試合で切符以外に動いているはずです。そしてテレビ放送があるとまた放送料が1億近く・・・ 

完全なプロの世界です。

テールゲートってこんな感じでやっています。皆トレーラーとかテントとか出動させて大掛かりです。


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皆大変な量のお酒を飲むのだよ。

大学構内は禁酒禁煙。だから試合中は飲めません。その分皆試合前にたくさん飲んでおくわけです。

高校の試合が半お祭り騒ぎなら、大学の試合は完全なお祭り騒ぎです。

テールゲートの参加者の多くは試合には行かず、ここでパーティだけして楽しんでいます。酒飲みにはいいけど、お酒に弱い私には向きません。

このテールゲート、ほとんどがスタジアムの近くにある企業の駐車場を借りてするのですが、私の友人は7試合で計1000ドル払って駐車場を借りているらしいです。一試合が143ドル。普段は2ドルで借りれる場所なのに。完全にぼっている。

さて、当日の観客数は先ほど言ったように8万5千人。

わが街の人口が24万人なので、三分の一以上の観客です。もちろん州のあちこちからファンがかけ寄せているのですが。

いつもはこんなにがらっとしているスタジアムが。

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試合当日はこんなに赤い人たちで埋まります。


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赤がチームカラーの我が大学、どこを見ても赤い人がいっぱいです。


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8万5千人が狭い場所に入っていくわけですから、いつも大変な混雑。駐車場からスタジアムに歩くのが約15分。そこまで着いてから自分の席に着くまで30分と大変待つようになります。アメリカ人って意外と忍耐強いです。

私はせっかく巻き髪をしていったのに、着いたときには熱気で完全に伸びきっていました~


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この日の試合はテレビ放映はされなかったけど、地元のテレビ局はニュースのため取材をしています。

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これは相手チームの機材を運ぶトラック。フットボールはパッド、ヘルメットをはじめ、大変機材のいるスポーツなので、大手の大学は皆このようなトラックを持っています。相手チームの色も赤なのね。

試合前には、マーチングバンドが。


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マーチングバンドに参加するのもオーディションがあるんです。選抜が大変厳しいらしいです。マーチングバンドのレベルも高校とは全く違います。音がすごくきれいなんだわ。(下手な子がいないから雑音が入らないのよね)

今年から息子の友人のお姉さんがチアリーダーになりました。新入生でチアリーダーに選ばれたのはたった3人だったらしいです。写真が大変ぶれてしまいました・・・ 超美人なのに残念。小さく載せます。


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試合が始まりました。


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昨日の高校の写真と比べると大学の選手がいかに大きな人ばかりかわかりますね。ラインマンなどは皆300ポンドくらい(140キロくらい)なんだけど、走るのがすごく速いんです。

まだまだ写真を撮ったのでその続きはまた明日。