一時間以上通勤に時間をかけてる人を見ると尊敬する。
自分には無理だ。
今の上司は、通勤に一時間半かかるらしい。
しかも車だ。
往復だと三時間かかるわけだから、
寝ている時間+三時間+仕事時間が日々の生活で必要な時間となる。
もちろん、車でしか得られない感覚やどこでも寄れる安心感はあるが、
"得られないもの"も大きいように思う。
上司曰く、家に帰っても自分の生活だけで終わるとのことだが、まあそうだろう。
帰ると子供たちは寝ており、朝も短い時間顔を合わせるだけになる。
仕事を頑張っている、といえばそうだが、
これを美徳とするのには、抵抗がある。
そんな上司が、自己評価を最低評価にしていた。
曰く、目標に届いてないからだそうだ。
頑張った分野で、何故に自己評価を下げるのか。
自己犠牲の上に謙遜することは、美徳なのか。
人事はそんなことを加味しないだろう。
精一杯持ち上げたが、辛そうだった。
ふと、振り返ると、自分は自分を評価できていたか。
昔は、プロジェクトの成果物としてあまりに不出来なため
自己犠牲の謙遜をしていた時期があった。
が、幸いにも、その時の上司が凄まじく上方修正し
「君は良くやっている、君のランクでの成果としては十分だ」
と説明してくれた。続けて、
「修正にも限界がある。高くつけな。」
とも言ってくれた。
そこからは考えを変え、
自己評価は必ず高くつけるようにした。
が、口先だけそんなことでは、ただのホラ吹き、変人だ。
だから、仕事の態度も変えた。
難しいことにはチャレンジし、家での勉強時間も増やした。
資格も取るようにした。
なにか、変わったか。
自信がついた。
自信から来る判断の早さを感じられるようになった。
どう結果を出すのが、品質・コスト・納期的に良いかも考えるようになった。
心理的には辛いこともあるが、
良い方向に進んだと言えそうだ。
たまに息抜きしながら頑張り続けるために、
高い自己評価を、自分に与え続けたい。
そんなことを考えながら今日も、15分で通勤するのであった。
やっぱ、近いの楽だね!!!!