普通の人よりは少したくさんのクルマに乗る機会があったりするけど、
乗るといっても試乗のようなもので、長期に渡って乗ることはない。
でも、所有して長く乗ってみないと気が付かないことってたくさんある。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。
欧州車アドバイザーの井岡です。
普段からたくさんの車種を見て、触れる機会が多い。
仕事上なので仕方がないというか当たり前というか(笑)
お客さんのクルマや在庫なんかを運転する機会はよくあるけど、ある程度の長期に渡って乗ることによって気がつくところというのはどんなクルマでもあるだろう。
特に欧州車ではそういうことは多いと思う。
こういうところに、なかなか気がつけないのが残念なところ。
先日、京都府の北端にある京丹後市に行く機会があった。
この時期、日本海側なんてきっと凄まじい雪だろうから、電車で行こうと思っていたのだけど、206を買った時にスタッドレスを同時に手に入れることができた。
スタッドレスなんて今まで持っていなかったので、これはせっかくのチャンスだからと思って、スタッドレスを付けて京丹後市まで走ってみることにした。
結局、僕が行った時は天気もよく雪もちょうど溶けていたタイミングで、高速でもチェーン規制はしておらず、ノーマルタイヤのクルマでも全く問題なかったのだけど、すごくビビりながら行ってみた(笑)
欧州車って基本的にそういうものだけど、高速に乗ると一気に安定する。
206の1.4Lの場合、大体100㎞/h巡航で2600rpmくらいかな。
90㎞/hくらいのスピードが出てきてエンジンが2500rpmくらいになってきたところから、突然ビシっと安定しだして、走っているのがすごく気持ちよくなる。
もちろん、それまでの街なかでの速度でも、同じクラスの国産車と比べたらその安定感は全然違うのだけど、高速に乗るともう1段階その安定感が上がる。
本当はいけないのだけどもう少しスピードを上げてみる、どうなるのかな?と少し期待をしながら(笑)
エンジンの回転数が3000rpmに達するくらいのスピードになると、これがこの車の本領なんだろうな~と感じることができた。
せっかくこんなクルマに乗っているんだから、この感覚は体感しておかないと損だと思った。
それにしても、勿体無かったのはスタッドレスタイヤ。
コンフォートタイヤじゃないのだから仕方がないけど、走っているだけでノイズが発生している。
それに、高速のジャンクションでのカーブ。
誰もいないジャンクションのカーブってハイスピードコーナリングの挙動がどうなるのかわかりやすいから好きなんだけど、スタッドレスを履いていたため、全然試すことができなかった。
というか、実は自分でスタッドレスは横方向への力に対して踏ん張りが効かない、弱いということをここの記事にも以前に書いておきながら、そうは言ってもやっぱり試してみたくて、そこそこのスピードのまま入ってしまったら、ちょっと滑った(笑)
横方向へは本当に弱い。これではクルマの実力が全然わからない。これが勿体無かったな~
それにしても、こんなに小さなクルマでも、長距離乗るのが楽しいというのは欧州車ならでは。
疲労度で言うと、少ないとは言えないかもしれない。
まぁそこそこ、これだけの距離を走ったんだから仕方がないというくらいの疲労度はあった。
同じクラスの国産コンパクトではもっと色んな所が凝るんだけど。
ビシっとまっすぐ安定して走るというのは疲労度に大きく関わってくる要素だけど、それ以外にもシートが長距離走っても疲れにくいとは言わないが、中距離くらいなら全く問題ないしっかりしたシートであることも大きな要素だろう。
ちなみに、ほとんど高速でおとなしく走った場合の燃費は15㎞/L程度。
普段、長距離は大排気量のクルマばっかりなので、高速でも10km/L届くか届かないかなので、比べること自体がおかしいのだけど、思ったよりも良かった。
>探すときの注意点
とにかく一番最初に出てくるのはATを避けること。
僕は仕方がなくATで買ってしまったけど、大きな弱点ではあるので、基本はMTで。
価格はとんでもなく安くなっているので、前から欲しいなーと思っていた人、もしくはガレージの大きさが全長4m未満のクルマしか入らないという人にはぜひ乗ってほしいクルマ。
>問い合わせ
206ってどんな感じなの?乗ってみたい!AL4のクセを体感してみたい!という人、ここから メッセージを送ってみて下さい。
もちろん、このクルマ以外のことでも単純に記事の感想でも大歓迎です。