比べて考えてみるとよくわかるクルマ Rover・75 | 欧州車・輸入車・中古車を購入するときに失敗しない99のコツ

欧州車・輸入車・中古車を購入するときに失敗しない99のコツ

欧州車の中古車について。故障・トラブルの避け方や壊さない乗り方。維持費の節約方法まで書いています。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

欧州車アドバイザーの井岡です。





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欧州車・輸入車・中古車を購入するときに失敗しない99のコツ

S80、166と来てそこに加えてほしいのがローバー75。

このクルマだけDセグメントに位置するけど、全長は実は166より少しだけ長い。


倒産してしまったローバーの主力車種としてBMWの傘下にあるときに開発されている。

それ以前、ホンダと提携していたこともあったけど、そのあとでBMWを親会社として、その豊富な資金力のもとで開発された気合の入ったモデル。

ベースとされているのは3シリーズだけど、レイアウトはFFで親会社のBMWと差別化するためか、スポーティーとは違う路線に向けられている。

デザインを見ても分かる通り、レトロで上質なクルマ。

デビューは1999年。2005年には経営破綻で販売終了している。


乗り込んでみると、そこはまさに英国。

ベージュレーザーのシートに、適度にタイトなコックピット。

インテリアもレトロな英国調にまとめられて、こういうのが好きな人にはたまらない。

レトロな英国風とか、英国テイスト、ではなくて完全に英国。やり過ぎがちょうどいい、くらいに思っている人にむいているのではないかな。

どうしても、Dセグメントという車格上、電動化されている部分はS80や166よりも少なく感じるけど、インテリアの作りこみは全く劣っていない。


そして、組み合わされるエンジンがKV6というV6、2.5L

BMWのように緻密な回転のふけ上がりを見せるわけではなく、国産車のような洗練とも違う。

男らしくがさつに踏めばどんどん上がっていく感じ。

どちらかと言うと、アクセルを踏むのが楽しくなるタイプだ。


エレガントな室内のインテリアにこのエンジンのがさつな音、この2つの要素が味わえるところなんかが、まさに英国らしくて素晴らしい!!


そして意外にハイギアードなジャトコ製の5ATは高速巡航が得意。

高速の移動や空いたワインディングロードを走る機会が多いならこんなクルマで颯爽と走るのは気持ちがいいだろう。


当たり前でとても大事な事だけど、運転が楽しいクルマに乗りたい。





とりあえず、3台。

S80,166、そして75。

どれも100万程度で乗り出せるクルマだけど、それぞれ全然キャラクターが違う。

価格やスペックで比べて、そのあとは本当に自分にあったクルマに乗ってほしいと思う。

やっぱり、自分の持つイメージだけで買ってしまって、実は全然違った、、なんていうことになると不幸だから。




>探すときの注意点

BMWの3シリーズをベースにしていることからも、大きな心配はないクルマ。

倒産してしまっているというところから、維持のほうが今後どうなっていくのか?の方が心配かもしれない。



>問い合わせ

中古を選ぶときに見ておきたい箇所など、ここから 疑問を送ってみてください。

ピンポイントでどことどこ、と言うことは言い難いですけど、どういう視点を持ってクルマを見たらいいか、くらいはアドバイスできると思います。

もちろん、このクルマ以外のことでも、単純に記事の感想だけでも大歓迎です。