フィアットって大きなセダンはないの?  フィアット・クロマ | 欧州車・輸入車・中古車を購入するときに失敗しない99のコツ

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欧州車アドバイザーの井岡です。



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この写真を見て「ああ」と思った人は、相当クルマ好き。


実は、昨日プジョー407を書いてから、またラテンよりに書きたくなってきて、そういえばイタリアの大型セダンって何があったかな?164、166、テシス、カッパ…フィアットって小型車ばっかりだったかな?

ふとそんな事を思って、フィアットが大型車を作っていた時代までさかのぼってみると、このクルマが出てきた。


タイトルにもあるけど、「クロマ」という。


知ってる人は知ってるけど、このクルマは4人兄弟。

フィアット・クロマ(このクルマ)、ランチア・テーマ、アルファロメオ・164、サーブ・9000という4台で共通したベースを使っている。


アルファ164サーブ9000は少しクルマの好きな人だったら、名前を聞いただけで姿が思い浮かぶと思う。

かなりメジャーなクルマ。

ランチア・テーマは、ランチア自体が輸出に力を入れていないから、知名度はあまり高くない。

ランチアというとラリーというような連想をする人がたくさんいるけど、イタリアでは高級車ブランドとして旧家に好まれるようなブランド。

そして、フィアットは大衆車メーカー。


オペルの撤退に象徴されるように、輸入車=高級車という図式の成り立つ日本で、大衆車ブランドの大型車は理解されにくい。

いくらアルファの兄弟だと言っても、パンダと同じような顔のクルマに大枚をはたく人はそんなに居ない。



顔つきはパンダと一緒だけど、内装は結構豪華なレザー張りなんかも用意された。

一応フィアットのフラッグシップモデルだった。

フラッグシップと言っても、オペルのオメガのようなもので、あくまで実用車のフラッグシップ。




でも、やっぱり売れなかった。

日本に限らず、イタリア本国以外では同じ傾向だったようだ(笑)



ザッと中古車を調べてみても、全然出てこない。

ので、今日は選び方は無し(笑)


どうしてもこのクルマを探しているのであれば、出てきた時に迷わず購入するしか無いが、兄弟を見てもらえばわかるように、大きな故障をするようなクルマではない。

マイナートラブルは間違い無くある車なので、乗りっぱなしで行けるものではないけど、しっかり状態を見てあげられる人であれば、突然原因不明で完全に動かなくなる、というようなことはまず起こらないので大丈夫。



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本当はクロマに乗ってみたいけど、探しても出てこないから、同じ方向性でクルマを探しているけど、なんかいいのないかな?など、お答えします。

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