「ウスラトンカチ」と「オレを見てねェ」について。
も、こればっかりは激しく個人的見解なので。
ご存知の方もおられますが、私は原作者岸本斉史さんを尊敬するあまり、
当ブログでの呼び方が「斉史ィ!!!!」
なんてことになることはしょっちゅうです。
「キッシー」と同じ。愛しすぎて表現が違うだけ。
斉史…
余計なことせんといてくれ…orz
538話「詰問」でのアカデミー回想シーンでナルトが確かに言った
「ウスラトンカチ」
についてはその回の感想文で無言のスルーをしていました。
これ見たら、ナルトのほうが最初に言ったのかなぁと見えますよね。。。。
サスケがナルトにしか言わない言葉だと思ってたんだけどな。
原作至上主義で、基本「岸本まかせ」と偉そうに日頃言ってる私なんだけど
今回は言いたい。
余計なことせんといてくれ…orz 笑…苦笑…
もしも、もしもですよ、
これ、サスケじゃなくてナルトが先に言い出した言葉だったら…
私にとってどれくらい受け入れられないかって言ったら
イケメンペインの顔面に雷切を当てようとするカカシくらい無理ですって。
イタチのゴルゴ線は、実は油性マジックで描いたものだった、、ってくらい衝撃
(友人談ww)
…
でもあれからちょっとは考え直しました。
もしナルトから伝染ったようなものでも、私自身はやっぱ萌えない…
けど、
以下、都合よく考えた自分の中の考察。↓↓↓
まずこの回想epが、「二人がはじめて会った時」かどうか。
時系列の問題ね。
サスケが「ウスラトンカチ」言うのは
1巻P136 「ウスラトンカチが二人… フン!」
3巻P71 「ホントに死んで んじゃないか? あのウスラトンカチ…」
3巻P83 「このウスラトンカチが…」
3巻 P88 「動けなくなるまでやるなってーの このウスラトンカチ」...
※あと、たぶん11回ある。
と、あるんですが…
このアカデミー回想はきっとうちは事件のすぐ後だとしても
サスケたちが8歳…てとこでしょう。
(17巻のサスケの台詞により、「一族虐殺事件」はイタチ13歳/サスケ7歳ということになるので、この年の6月9日~7月22日までに限定される)
アカデミー入学は6歳だから、2年も経つのに
初めてしゃべった、てこともないかな、と思うけど、
接点はあまり…なかったのかな…??
「ウスラトンカチ」はサスケの専売、というイメージがついてる、ってことは作者も分かってるはずなので
「罵倒する言葉」としてたまたまナルトがこの時使ったのか…
この先の展開でまだ伏線があるのか…
ということで治まっておこうかと思いますです。。岸本神よ。。。
イヤああああああぁぁぁァァァアアアア!!!!!!!!!!!!!
><><><。。。。。。。。
やっぱウスラトンカチは サスケの専売。
(ひつこい)
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あと、次に
「オレを見てねェ」
についてです。
じゃ、サスケは何を見てたのか。
私が思うことですが、イタチではなく、(ある意味イタチとも言うが)
ナルトの中の九尾だと思う。
それと、
どこにぶつけていいか分からない、深い深い憎しみ。
これかなと思いました。
理由。
ナルトの中の九尾だと、なぜ思うのかと言えば、
NARUTO世界の中で極めて重要な、
「ナルトとサスケと九尾とうちはの利害関係」 、運命関係のようなものです。
九尾。
「ナルトの中の九尾」とは、ナルトの中の闇。
この頃、二人はまだまだ忍としてはひよっこなんだけど、
初めて拳を合わせて、サスケがうっすら感じたものはナルトの中の九尾だったんじゃないかと。
それが
308「サスケの力!!」でサスケは「今なら見える…」と言う。
ナルトはまだ、その点サスケより少し劣ってたみたいなので(笑)、
サスケほどは何も感じられなかった。
486「拳」を、あと 309「九尾との対話!!」読むと
だいたい見えてくる気がするんです。
「知るかよ…そんな奴」というサスケ。
この表情は色々と知ってることをうかがわせる岸本神の凄い表現力だと思ったんですけどねぇ。
「無意味なことはしない」ミナトが我が子に九尾を封印して逝かなければならなかった訳…。
それほど九尾は重要な意味があるんだと思う。
尾獣、人柱力、は離して考えてはいけないこと。
善と悪は一体。人は、両方持ち合わせてこそ、人。
490「九尾の真実!!」感想でもちょっと書いたんだけど、
東洋の「陰陽五行思想」
「陰陽思想」と「五行思想」を組み合わせたもの。
全ては、単独で存在するのではなく、相反する形(例:明暗、天地、男女、善悪)で存在するというもの。全ての存在を「陰陽」に分ける考え方。
あと色々付け足されますが省略。
この封印式が「陰陽論」に基づく概念。
私も、こんなことに詳しいわけもないのだが、、、、
●結局は
サスケとナルトはお互い引かれ合う・単体では存在できない
という、東洋の思想に基づいた、公式。ってことじゃないのか。
(ちょっとココ、腐的ニュアンスではありません。。笑)
イルカ先生の説明に忠実に判断すると、
終末の谷で二人は既に、和解してる事になる。
あの印(終末の谷での和解の印)がナルトの幻か何かでなければ。
それでも二人は戦う約束をしている。
ならそれはもう憎しみとかそういうことではなくて、
忍世界のレベルの話なんじゃないか、って思えば、
あのシーン(わざわざ印の回想を今更出してきた)にも納得がいく。
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あと余談。
NARUTOが「少年誌」であることに紆余曲折、色んな想いを抱いてきたワタシですが
「少年誌」であって良かったと今は思います。
なぜって、やはりナルトはヒーローだから。特別なんです。
「自分が決めた事に疑問持ったら終わりだ」
これを、私が納得して無理なく読めるのは、ナルトは主人公だから。
だからこそナルトなんですよね。
屁理屈言っちゃうとサスケだって疑問持ったら終わりなんですよ。
岸モっさんがNARUTOに込めた色んな想い。。。、 あると思いますが、
同時に、作中の大小さまざまなテーマ・描写の解釈は読者にゆだねられてる、とも私は思ってますので
こんな素晴らしい作品、全身で感じまくれる、人間になりたい。岸本神よ。
だから…ウスラトンカチはサスケの専売…
読んでくれたかた、ありがとう。
たまに描く絵板日記 も良かったら読んでね!!!
拍手いつもたくさんたくさん、ほんとにありがとうございます!!!
毎回のようにメッセージ下さる方々も本当に嬉しいです。
個別にお返事できないのが申し訳ないのですが、
とてもありがたく読ませていただいてます。
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