突然!連休企画・じす いず あ ペン5(羽ペン) | 比々流のブログ

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さてマイ・カスタム・オブ・羽ペン。思い余って、「真ん中の溝を切らずに使う」ことにしました。

で、出来たのがこの絵の「影」の部分の線。

 

「難波弘之の肖像・羽ペンのための習作」

 

画像の拡大が出来なくてすみません。

「うっすらとした影を線で表現する」のは、あくまでもペンにこだわった西洋絵画ならではの発想だと思います。当然、そのためにはどこまでも細いペン先が必要になるわけで。

 

元々が小さい「鳥の羽根」なら、そりゃ細い線が描けるわな、という発想が大昔にあったのでしょうね。

ちなみに、この絵に「羽 ガチョウ」と書いてありますが、ダチョウの間違いでした

ジョバンニの店頭の「白鳥の羽ペン」に比べればずいぶんと細いです。…どんだけデカいんだ、白鳥。

 

羽ペンは「右手で書く場合、鳥の左側の翼の羽根が使いやすい」と言われておりまして、ある程度大きな羽根を右・左選んで買える小売店を探したら、新宿のオカダヤくらいしかありませんでした。

東京なら、もっといろいろ(フライフィッシング系の釣具店とかね)あるんじゃないかと思っているので、これからも探してみるつもりです。

 

「カラスの羽根は?」とよく聞かれるのですが、ダチョウに比べればかなり小さいので、歴史的にもめちゃくちゃ小さい字を書く時ぐらいしか使わなかったようです。

昔、田舎に住んでた頃はよく道端に落ちている羽根を集めて、煮沸消毒して、いろいろ使っていたのですが。都会のカラスはパスの方向でお願いします(いやマジで)