時間の大切さ

飼育設備における濾過形状には色々な種類があり、機能性が大きく異なります。
その中でオーバーフロー水槽についても、見た目はオーバーフロー水槽であっても、機能性が確立できていない物さえ存在しています。
確立されたシステムで適した飼育をおこなえば、頻繁に発症することなく、順調なアクアライフを過ごす事が出来るのですが、システムの投資費用を抑えようとすると、どうも不備なシステムを保有する傾向が高くなってしまう様です。
確立したシステムでなく且つ、適切な飼育ができていなければ早かれ遅かれ、その結果として目やヒレの白濁、拒食、白点病や感染症等の発症を引き起こしてしまいます。
その原因がシステム上の不備、飼育の不適切さと気付いて改良に踏み込み、漸く改善が見受けられたとしても、その間に費やしたコストと時間は相当な無駄になってしまっています。
始めから成功に向かって確立されたシステムを設置して進められれば良いのですが、決してそうではない相談を今まで数多く受けて来ました。
また他の方々のサイトやブログを見ていると自画自賛しているものの、「？？？」と思う事が良くあります。
発症を引き起こし易いシステムで度々発症行為に見舞われても、何も改良せずに発症を繰返している様では何時になっても健全な飼育をおこなうことができません。
相談後、直ぐに改良に踏み込むヒト、そうでないヒトと様々ですが、確立されたシステムで適した飼育をおこなえば、その後の健全な飼育を勝ち取るまでの時間とコストを無駄にすることは無くなると思います。
時間は取り戻す事の出来ない貴重なもの。決してお金では解決する事が出来ないものなので、私は何事に於いてもコストより「クオリティーの高さ⇒結果が即伴う＝時間」を第一に考える様に心掛けています。