3-海での危険・注意事項
海には危険が幾つも潜んでいます。序章にも記しましたがルールを守って注意しないと怪我や事故にも繋がり、折角の楽しい家族旅行が台無しになってしまうこともあります。
本章では海での注意事項を中心に記していきたいと思います。
①日差し
夏の海は紫外線が強く、日焼けに注意しないと軽度の火傷と同じ症状になってしまいます。
日焼け止めをしっかり塗り込むなど日焼け対策を万全におこなって下さい。
できれば、上着にTシャツを着たスタイルの方が日焼け対策には確実です。
②靴を履く
磯場は岩に生えている苔や珪藻類でとても滑りやすくなっていますので、滑って転ばない様に充分注意して下さい。
また、尖った岩や岩に付着した貝殻などで足の指を切ってしまうこともありますので、指を露出させてビーチサンダルでの磯遊びはとても危険です。
磯遊びを楽しむ際は、マリンシューズや運動靴を履いて滑らない様に注意して下さい。
③毒を持った生き物や危険な生物
海には毒をもった生き物も潜んでいます。
注意を怠って不本意に触ってしまうと刺されたり毒によって大怪我をしてしまうこともありますので、下記の生物には充分ご注意なさって下さい。
本来なら、列記した生物の画像も掲載できれば良いのですが、対象生物の画像を保有しておりませんので、お手数でも生物図鑑や生き物を紹介しているサイトなどでご確認頂けたら幸いです。
・ハオコゼ
3~5センチ位の小さな魚で潮溜まりでも見掛けることがあります。
白と赤の混ざった体色をしていますが、赤い背鰭に毒を持っていますので、この魚を見つけたら絶対に触らないで下さい。
・ゴンズイ
淡水魚のナマズに似た形体でヒゲを持ち、茶色に黄色いストライプの入った体色をしています。
潮溜まりや浅場では1cm位の幼魚が100匹位の群れを作って泳いでいます。(これを通称:ゴンズイ玉といいます。)
このゴンズイも毒を持った棘がありますので、絶対に触らないように注意して下さい。
・ガンガゼ
黒いウニ科の生き物ですが、不通のウニよりも棘が非常に長いウニです。
見れば普通のウニと比べ一目で違いが分かりますが、磯のゴロタや岩の穴などを好んで何匹もいます。
こちらは手で触らない様に注意する他、毒棘は靴に突き刺さってしまいますので、ガンガゼを見かけたら近づかない様にしましょう。
・ウツボ
毒はありませんが、カミソリの様な鋭い歯を持っていますので、ウツボに噛まれると裂傷を帯びてしまいます。
ウツボは浅い潮溜まりにも生息しています。特に穴場を好み潜んでいますので、不本意に穴に手を突っ込むとウツボは威嚇して、指を噛まれて大怪我をしてしまうことがあります。
磯場では採りたい獲物が穴に隠れてしまっても、不本意に手を突っ込まない様に注意して下さい。
私事ですが、かなり以前に浅瀬の岩を掴みながら泳いでいた時、偶々ウツボの目の前に手を出してしまった様なのですが、ウツボに噛まれ大出血したことがありました。
・シロガヤ・クロガヤ
シロガヤは白い鳥の羽のようなもの、クロガヤは同様の黒い植物のシダに似た海藻のようなもので岩に付着しています。
触ると刺され、皮膚に炎症を起こします。
◆本ブログを閲覧された方から、お勧めのサイトをご紹介頂きましたので、添付致します。 2020/08/13
https://www.pref.okinawa.lg.jp/site/hoken/eiken/eisei/uminokikennseibutu.html
※此方をご覧の方で、上記危険生物の画像をご所有なされていましたら、完成度の高い周知内容にしたいと思いますので画像提供のご協力を頂けましたら幸いです。
また、上記に挙げていないもイラモやヒョウモンダコなどもありますが、「これは掲載した方が良い」というものが御座いましたら、情報のご提供も合わせてご協力を頂お願い致します。
次回は、「チョウチョウウオを採ろう」を予定しています。