昨日は現状の飼育技術レベルを認識するために、飼育技術スケールを用いて実際における飼育の技量を把握することについて記しましたが、生存率とは飼育方法善し悪しの状態を数字として明確に判断することのできるものです。
いくら正攻法で飼育しているつもりであっても、「飼育の結果=生存率」が維持できていなければ、その飼育方法には不適切な部分があると判断するべきなのです。
結果というものは、偽りのないありのままの姿を語っているものなので、親身ととなって現状を受け止めることが出来るか否かが、アクアリストの成長に左右してしまいます。
ビジネスの世界に於いて「改善なくして成長なし」と言われていますが、アクアリストの飼育技術に於いても全く同様であると思います。
新入社員は教えの通りに仕事を覚え成長していきますが、在職年数が経過している社員の中で優秀といえない部類に属す方々の共通点は、過去の経験にしがみ付いて自らの成長を止めてしまっています。
アクアリウムの世界でも、間違った知識を吸収していないアクアリストは短期間で確実に結果が残せる飼育技術を身に付けた方が多いのですが、初心者以外で生存率が維持できていない場合は、間違った飼育方法で知識を固めてしまっていることが多い様に思います。また、その様な方は、プライドが邪魔して自らの誤りを認証することなく、正しい情報の受け入れを拒絶してしまっている場合が多いようです。

採集シーズンの幕開けに伴い、下記のジャンル毎に具体的な注意点を記したいと思いますので、長期飼育を現実なものにする為の参考として頂けたら幸いです。
今回のコラム内容は、当サイト「飼育雑記>採集魚を上手に飼う為には」(http://www.h6.dion.ne.jp/~umiumi/shiiku/saisyugyo-shiiku.html)や、過去に「海の広場」で掲載した内容と重複することが多いと思いますが、こちらでは補足的な内容を中心に記していきたいと思います。

ー??貘寮 → 飼育設備の構築
∋育個体数 → 持ち帰り数の制限
正しい餌付け方法 → 餌付け時における混泳メンバー
た綣前飮?、 メンテナンス方法
ゥ好肇譽江?靴慮極め
Ρ舵佞姥紊了育
長期飼育への飼育術

※掲載途中で上記項目の説明順序や内容の追加・変更のある場合もありますので、予めご了承をお願い致します。