前回は網柄が壊れて満足いく採集が出来なかったので、改めて一泊二日で南紀へ出掛けました。
今回の初日は祭日でしたので、地元の友人と一緒に採集をおこないました。
初めてのポイントに連れて行ってもらって、早々にドボン開始!
辺り一面、枝サンゴの群生で魚も多く、ナメラヤッコ・トノサマ・ヤリカタギ・ニセフウライ他通常種のチョウなど、魚影の濃いポイントですが、直ぐにサンゴの奥に隠れてしまい、お手上げでした。(T_T)
仕方なくお遊びでツノダシを完全包囲の楽勝状態まで追い詰めたのですが、網枠と岩場の僅かな隙間から逃走されてしまいました~(T_T)
別のポイントで採集していた仲間が合流してきたので色々話をした後、別れて私達は別のポイントに偵察にいきました。
宿に着いてテレビを見ていたら天気予報で「明日の南紀地方は、強雨でしょう!」
・・・なぬ!?まずいじゃん!まぁ~予報は外れることもあるからね~と楽観視して長い夜をのんびりしていましたが、急に睡魔が襲ってきて、もう耐えられないので早々に寝てしまいました。
二日目の未明、ザァーという音で目が覚めましたが、外は豪雨です。
こんな天気だったら昨日無理して魚を採っておけば良かったと今更後悔しました。
前回は網が壊れ、今回はこんな豪雨じゃ、海は濁って採集にならないだろうな~と思いつつ、濁りを避けるため、近くに河川のないポイントを選びました。
土砂降りの中、ウエットに着替えて、いざ採取開始!
大荒れの海ですが、海中は全く濁りがなく、透明度抜群でした。
初めてのポイントなので、勝手がわからずでしたが、ある場所にチョウが何匹も群れていました。但し、持ち帰っても仕方ないチョウが殆どでしたが、やっと欲しいチョウも見つけてもサンゴに隠れてしまい、思うようにいきませんでした。
前回、ツノダシ他を採集したポイントに移動。ヤリカタギが前回よりも大きく成長し、サンゴからチョロチョロ出てきます。サンゴから離れた所を、縄張りのサンゴに戻れない様に網で封鎖し、岩場へ逃走した所を追い詰め御用!
この要領で結構簡単に何匹もゲットできました。
ヤリカタギポイントを離れ、他を泳ぎながら見渡しているとミゾレ発見!房総では希少種です。レアチョウと言われているけど、レアの中でも出会う確率は多いかな。
そのミゾレに的を絞ると、小さな岩に隠れていきました。深さは5m位です。
呼吸を整え、その隠れた穴を覗いてみるとアーチ状に小さな穴が空いていたので、シメシメ!出口を網で塞いで入口から追い出し棒を突っ込むと、待ち受け網に突進して御用!
帰りは前回同様バスなので、12時間は途中の水替えができません。その為、持ち帰りはクーラーに最小限に抑えないといけないので、早々に海から上がって終了しました。

その時の画像はこちらです。
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