ボブ・マーリィ「ウォー」
人種間に優劣をつける哲学が永久にこの世から抹殺される日まで
戦争は起き続ける
一等とか二等とかの差別がなくなり、肌の色の違いが瞳の色の違いと同じ意味しか持たなくなる日が来るまで
戦争は起きる
基本的人権が、人種に関わらずに平等に行使されるまで
戦争は続く
ボブ・マーリィ「ウォー」
ホフ・スタッター創造性の4つの基本要素
1.面白いと思う対象に鋭い感覚を持つ。比較的強い先入観を持つこと。=中心的でとても峻別された思考
2.アイデアを繰り返し追う=自己確信。自分の嗅覚を信じてしつこくやる。
3.得られたアイデアをメタレベルで適用する=自己認識。
4.流れに従い修正する=適応性
子どもの頃、自分の境遇に限りない勇気や、生き方の方向性をぶっきらぼうに示してくれた優作。
当時の周りの大人たちはみんなそのことに対してこぞって眉をひそめた。
あんな暴力的で乱暴な俳優に入れあげてどないすんねん、と。
確かによくない影響だったかもしれない。いじめられたりおちょくられたら速攻手が出て相手をボコボコにしていた。
口よりもずっと先に手足が出る。
大けがをさせたこともあった。
先生にはいつも絞られていた。
心の中にはいつも優作が、常に優作がいてくれた。
なのに、思春期になり、なぜかあれていた態度が収まった。
探偵物語の優作はかっこいいけど、なんかかっこ悪い感じで、それまでとはニュアンスが変わっていて、それを見ているうちに自分もどこかその軽い感じに、やはり感化されていたんだろう。
殴るほうじゃなく、殴られて「痛てて、何、なんすかっ!?」と情けなく叫ぶほうになったのだ。
平手打ちをした教え子にクロスカウンターで平手を返される側だ。
優作は髪を切ってすごくかっこよくなったし、それを真似たりもした。
もう以前の荒ぶる優作はどこにもいなくなった、自分の内部には。
それにしても、優作の突然の知って自分にとって一体全体何だったのか?
本当にいまだに心の中できちんと整理もつかず、理解も進まず。
ぼんやり停まったまんまだ。
ブラックレイン後の、森田芳光との黄金コンビの三作目の作品を、いまだに観てみたくて止まない。