山口百恵 談
「男の視線は気管支で感じるの」
う~ん、意味がよくわからないというか、伝わらないというか。
なんとなく言いたそうなことはわかる気がするが。
でもわからん。
マリー・ローラさんの絵がブームになったことが、かってあった。
彼女は強度の近視ゆえに、それを巧みに利用して、あの甘く幻想的な、そしてデリケートなるぼやけた美的な作品を生み出したという。
遠くがぼやけるということは、想像力を刺激するという。
そういう作用を持つゆえに、作者本人の想像を、そこに投影することもまた、自由となるということだそうだ。
マイコン刑事
「太陽にほえろ!」のマイコン刑事役は「石原良純」という、元役者さんだったという(笑)。
石原裕次郎の甥っ子という触れ込みで華々しくデビューした作品が「凶弾」。
暗い(笑)。
瀬戸内シージャック事件が素材だからね。ただ映画は錚々たる出演者が勢ぞろい。
だが、客の不入りにより興行収入が振るわず、公開からわずか二週間で上映打ち切り。
桑田佳祐が主演する企画もあったらしいし、無名俳優だった渡辺謙もオーディションを受けていたという。
「ナースのお仕事」の理屈っぽくなんか嫌味な医者役も適役。
関西ローカルで、女子大生かなんかに熱烈に惚れられて、陣内智則と一緒に告りに行くという企画があった。
白のタキシード上下で花束を持っている姿(笑)。
あれはかなり「スター」だった(笑)。
石原裕次郎が入院していた病室に見舞いに来てスカウトされたそうだが。
若いころから、いまいち華がなく地味。