DOORSは60年代を代表するアメリカ西海岸のロックバンドだが、彼らの音楽は実に皮肉であり、また歪んだメッセージに富んでいて、考えさせられるものがとても多い。
社会性を豊富に含んだメッセージを、非常に陰鬱かつ救いないほどのネガティブさで歌っているというか。
「愚か者の船」という曲は「環境問題」「環境破壊」に言及したものである。
愚か者の船つまりすなわちそれは「地球」のこと。
「この地球に住むことを許された人類は、月面を歩くことができるようになった半面、息ができないほどの空気をも作り出している、本当に愚かなことである」とジム・モリソンは嘆いている。
ひっきりなしに台風が接近している気がする。
まあこの時期台風は避けられないのだが、年々強烈になってきているようにも感じる。
地球の体温がどうしようもなくなっているからなのだろうか?
環境の自然の摂理なるもんが崩壊してきているのだろうなぁ。
一回に降る雨の量がハンパないというのは度々報道されているが、もうこの星は末期的なのではなかろうか?
さて、タイトルはまだないし、歌詞かついていないが、M7のコードを幾つか並べるコード進行の曲を打ち込んでいる。
キーはAで、AM7とDM7を交互に繰り返し、その後GM7→CM7→BM7→B♭M7→FM7, B♭M7→E7sus4, B♭augと進行するのがバース。
コーラスは再びAM7とDM7を繰り返す。
デジタルピアノのコードバッキングが主体で、そのバックにはブラシを基本とした控えめなドラムス、シンセパッド、シンセストリングス、シンセホルンをプログラムして重ねた。
リファレンス曲としては「バカラックの音楽」を考えてみた。
台風のときの集中豪雨を、自分の部屋の窓のこちら側から、ただぼんやりと眺めているときに思いついたもの。
音を消した集中豪雨の景色..というイメージ。
荒々しさを徹底的に排除させた大自然の驚異、それを安全であろう場所、とても穏やかな場所から傍観している自分。
なんか、そんな感じを音でスケッチできたらいいなと思う。
インストルルメンタル曲にしようかな。