最近ネット上で「出玉調整が可能ならパチンコ店は潰れないのでは?」との意見を良く耳にします。
これに結論を申し上げますと、そもそも遊戯人数を確保できなければシステムだけあっても稼げないので、 過疎化している店舗は潰れます。
出玉調整は技術的には可能であり、「これを実行するか」は法人やホールが決めます。 まあ、実行している法人がほとんどなのですが、この事は店舗スタッフは店長含め何も知りません。 何故かと言うと店舗スタッフは、客と近いために情報を流してしまいます。 また、離職率の高い職業なので、辞めたらバラしてしまいます。 コントロールしてるのは、エリアを管轄して尚且つ営業権を与えられたごく一部の幹部のみです。
ところで最近は合法な出玉制御とは別の違法な裏基板による遠隔での摘発のニュースが少ないですが何故だか分かりますか?
それは遠隔操作の装置が巧妙に作られているから、という理由がまず第一にあります。
さらにもう一つ理由があります。
それは、パチンコ店やその系列会社、特殊景品会社には、1都道府県あたり約1000人の警察OBの天下りがあるとされ、関連のパチンコ店では警察も動いてくれないという実態があるからです。
警察が動かなければどうしようもありません。
唯一の自衛手段は遠隔操作が怪しいと思われるパチンコ店には行かない。
これしかありません。
では、遠隔操作は実際どのような仕組みで行われているのでしょうか?
遠隔操作にはいくつか方法があるため、その方法について解説いたします。
遠隔操作は無線型が主流
遠隔操作の装置は二通り存在します。
無線型と有線型。
その名のとおり無線型は無線操作が可能なもの。有線型は線が取り付けられているものです。現在は警察にバレにくいアナログ無線型が主流でハンドルの内部に受信装置を隠している為、台を開けただけではバレません。
遠隔操作の装置は、闇業者(裏ロムや遠隔装置を販売している会社)が販売していますが、B物の基盤のセット打法のように、販売業者もしくは作った者に悪用される可能性があります。だから購入するパチンコ店側は販売業者を信用していない、また販売する側もそのこと(購入側が疑っていること)を分かっているため、あえてアナログ電波での無線装置を勧めるそうです。
なお、違法な受信装置とはいえ、ハンドルの内部に受信装置を隠す等非常に巧妙に作られているため、簡単に警察や店員に気付かれるようなことは無いそうです。
装置の価格
これは装置の内容にもよりけりですが、十数万円~二十数万円ほどと言われています。
そのため店側もエヴァやリゼロ、北斗等、長く使える機種にしか導入しないと言われています。
装置の内容
タイプは大きく分けて3タイプ。
①パソコンと台とを直接結ぶタイプ
これはボナンザ事件で有名な別室からパソコンで操作するというもの。構造が単純なため警察にもバレ易い。なお、台からのイン・アウト情報は管理できず、出す・出さないの信号を一方的に送るものとなります。なお、だいたい十数万円らしいです。
②シマコン、台コンタイプ
ホールコンピューターとともに、シマコン・台コンを設置するタイプ。新たな装置を事務所に設置するわけですが、警察には、管理用コンピューターを設置すると言って申請を出すため、ほとんどばれないそうです。
パチンコ台1台当たりの設置費用は、二十数万円と言われています。
③違法ホールコンピューターで操作するタイプ
ホールコンピューター自体を改造するタイプ。当然配線も入れ替えます。良くホルコン攻略としてネット上でもそうしたサイトがありますよね。攻略法は別としてホルコンを使用した遠隔操作は実際に存在しています。パッと見では改造はわからないので警察にバレることもほとんどありません。台のハンドル内に受信装置を取り付けます。
玉・コインのイン・アウト情報と連動した操作を行うことが出来るため、より高度に抜くことが可能となります。なお、1台当たりの設置費用はこちらも二十数万円と言われています。
なお、遠隔操作については如何に警察にバレないように設置をするかが業者の腕の見せ所らしいです。
以上がパチンコ・パチスロの遠隔操作の実態です。
なお、遠隔操作を行っているパチンコ店は全体の約5%とも言われています。
また現代において遠隔はリスクが大きすぎて割に合わないといった意見も見られますが、大手チェーン店ならともかく、一部の経営が苦しいホールにおいてはリスク等無関係ですのでそのような意見には説得力もありません。
騙されているのを知らず大金を突っ込み、あとで後悔しないよう気を付けましょう。