こんにちは、種子島アニマルレスキューの吉岡です。
昨日は、職場(知的障害者が暮らす施設です)に、かなり状態の悪い子猫が迷い込んでいて、出勤するやいなや支援員さんがかけより、「吉岡さん、利用者さんの部屋に子猫がいるんです。目ヤニがあってかなり汚い猫で元気が無いんです、吉岡さんとこに連れてきていいですか?」
えー、どうしよう・・・でも誰もその子に手を差し伸べてあげられないだろうし、とりあえず私の席に連れてきてと伝えました。
五分後、「探したんですがいなかったです」と支援員さん。
どこへ行ったのか気になりつつ午前中の仕事を終え、昼休みは家で保護している子猫の世話や犬の水替えに一旦家に帰ります。
13時に仕事に戻ると、私の机の後ろに段ボールが置いてあります。
開けて見て、あらまぁ、これはひどい。頭もふらつきがあります。
↓これでもお顔を拭いてあげた後の写真です。持った感じ軽すぎでした。骨と皮だけやん、かわいそうに。
お水を少し、チュールをペロペロします。
生きる気力はあるみたい、少しほっとしました。
夕方は母の病院に行く用事で、少し早く帰るつもりだったので、さらに30分早く職場を出て動物病院へ。
生後4か月くらいで体重が500グラム(1キロはあっても当然の月齢、餓死寸前です)
即、入院でした。先生はこの猫はたくさん病気を持っていそう、
脱水がひどいから助かるか微妙だと言われて、
落ち込みます。もう少し早く保護出来たらと思いました。
何とか助かってほしい・・・
この子の生きたいという気力に運命を任せます。
昨日のブログ、バーニーズマウンテンドッグのルークの続き(途中でしたね)を書かせてください。
今初めてご覧になった方は前回のブログを読んでくださいね。
(その続き)
飼い主(4人家族のお母さん)の腕を骨に達するほど咬んだルーク、
飼い主は救急車で運ばれます。20針、全治二か月。
それから家族はこの恐ろしい犬をどうにかしないと、と考えます。
とにかく家に置いておけない、引取先を探さないと。お母さんはルークが怖くて精神的におかしくなってしまいます。
それで、私が働いていた大阪の動物保護施設に電話をかけてきました。凶暴なバーニーズを引き取ってほしいんですと。
どこも行き場が無く、そちらの施設に行かなかったら、保健所に連れて行くつもりです。(その頃の大阪の保健所は咬み犬は即殺処分をします)
こちらの施設も人を咬む犬は引き取っていませんと担当者は飼い主
に伝えました。若いバーニーズ、性格さえ良ければもらい手は見つかるはずなのに・・・と担当者は嘆きます。
向かって左がルーク、右はゼロ(7歳♂、河内長野警察から先にうちに来ていた犬です)二年前の写真
去年の春、奈良の家の近所、散歩の途中
この年の後半から種子島で暮らすとは思いもしない二頭
左がルーク、右がゼロです
動物保護施設でのルークの電話相談の日は、私はたまたま休みでした。何も知らず、次の日職場へ行くと、
引取のスケジュール表の黒板に大きく書いた文字、
『1歳半、♂ バーニーズマウンテンドッグ、吉岡さんの家に引取』
・・・・・・
また、集落の地域猫にお薬の時間、その後は出勤時間、
次回に続きます(勿体ぶって、ごめんなさい)
今日もご訪問ありがとうございます。
吉岡裕美(よしおかひろみ)
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