精神力が試される雨の山行 | がんちゃんの雪山讃歌

がんちゃんの雪山讃歌

石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
ヤマレコもやってます。(HN:Sanchan33)

山に行きたくないと思う時がある。

 

それは雨の日。

 

車中泊して夜中に目覚めた時に雨が車を叩く音を聞くと一気にモチベーションが下がる。

更に寝不足で寒かったりするとマジで寝袋から出るまでに精神力が試される。

 

一般的には「眠気に勝てず二度寝してしまう」とか「目覚ましをセットしたけど起きられなかった」みたいな話が多いと思うが、自分の場合それはない。

厳密には悪天等でスタート時間を遅らせるためにあえて二度寝ということはあるが、行きたくないから二度寝というのはまずない。

目覚ましも一応かけるが大抵鳴る前に起きてしまう。

余談だが平日も目覚ましはかけたことがなくて、勝手に仕事の時間になると目が覚めてしまう。

年寄りか!

 

雪とか強風の時はどうなのよ?

 

って話があるかもしれないが、それは問題なし。

 

雪が降ってる=パウダーが楽しめるということだし、特に厳冬期に関しては風が強くて当たり前。

強風で山に行かなかったら行く時がない。

身体ごと飛ばされそうな本当に風の強い日は樹林帯で楽しめば良い。

 

雨は体も濡れるし雪も死ぬし雪崩リスクも高まるのでほとんど良いことがない。

だから「体力づくりだ」と言い聞かせて体にムチを打ってスタートする。

そしてスタートしてしまえば後はやるだけ、意外と雨が降っていても苦にならない。

雨の山行に慣れていれば、地獄山行に慣れていれば経験値も上がって不測の事態が起きても気持ちに余裕が持てる。

 

…とポジティブに考えて、結局雨でも「行ってよかった」となるのがわかっているのでバカバカしいとわかっていても山へ行ってしまうのだ。

 

そして運が良ければ先週日曜日の白山のように絶景に巡り合えるかもしれない。

 

悪天の登山はモチベーションが上がり辛いが…

 

こんな劇的な展開も有り得る。山は行かないとわからない。