- 本日の水木サン―思わず心がゆるむ名言366日/水木 しげる
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何の前フリも助走もなく、兄がこんな本を買っていた、ルー大柴や高田純次の本も買ってたし、彼の将来の夢は一体なんなんだろうと思う。
しかし、兄妹ゆえに、私もこういう本は大好物だ、水木氏は言わずと知れたゲゲゲの鬼太郎の作者だが、何が妖怪って本人が一番妖怪、片腕を失っているというだけでもう強い、勝ち目ナシ。
この本はそんな水木先生の発言集なのですが、流れ弾が全部自分に向かってきたような、天然の面白さ、やはり小手先では、狙ってない人には適わない
妖怪 なんでも望みをかなえます
水木 女にモテるようになるとか…。
妖怪 そんなことは、ダメなんです。妖怪、金と女はダメなんです。
水木 そりゃア、全てダメということじゃないか。
これはこの本の1コマなわけですが、その見事な会話能力は置いておいて、まず「なに妖怪としゃべってるんだ」って話です。妖怪敬語かよ。
まあこういうのだけじゃなく、深い言葉とかもあるんですが、帯に書いてある通り、この本は癒しの本です、ねこ鍋か、水木か、はたまた水木鍋か、というところです。