ごあいさつ
重箱の隅を突くと言うか、
揚げ足を取ると言うか、
とにかく語りが多いジャス夫に
保育園側は疲弊していました。
しかも言うに事欠いて
女の人は
感情的になる
ってさ、
さっきまで
感情剥き出し
しながら
怒ってたん
誰やねん
(笑)
ってなるじゃないですか。
そして挙句の果てにはこれよ。
ジャス夫
「もうこれも言うの
本当なら言うのは
辞めようと思って
いたんですけど、
言ってもわからない
人達みたいだから
言っちゃいますね?笑
そもそもヒナギク先生
みたいな若い子どもも
産んだこともない人が
担任してること自体
おかしいんですよね。
こんな人に子どもの
何がわかります?
子育てする親の
大変さわかります?
まぁ保育士は人がいない
っていうから、こういう
新人が担任持つしか
ないのはわかるけど、
でも結局そうやって
こういう未熟な人に
担任なんかさせるから
こういう問題が
怒るんですよね(笑)」
この言葉にヒナギク先生の
肩がビクっとなりました。
確かに未婚で子育てを
したことない先生は、
子どもの家庭の状況とか
子育てする保護者の立場とか
微妙に理解が及ばないことも
あるかもしれない。
それは経験してこそ学べる
こともあるから、その点に
おいて不足する部分が
あることも事実ではある。
でもそれって仕方が
ないことじゃない?
そんなこと言ったら
どんなに賢い医者だって、
癌になったこともなければ
脳梗塞にもなったことない
だろうしさ、真の意味での
患者の辛さも大変さも
わからないわけじゃん。
でもそういうのを補うために
勉強会や研修で知識を
得ていって、実地の経験で
患者さんの状況を見て学んで
立派なお医者さんになって
いくんですよね。
誰だって初めてはあるし、
未経験で未熟なとこは
あるもんだし、それを
子ども産んでない若い保育士
だからってあげつらって
言うことじゃないだろ!
そもそもお前は
子ども産んでない
状況で父親に
なってるよな!?
子ども産んだことない人が
子どもや保護者のこと
わからない、問題を起こす
っていうのなら、世の中の
父親はどうやって父親に
なってんだって話だよ。
産んでないなりにも
子どもの状況見て
勉強して、慣れない中
ちょっとずつ父親に
なっていったんじゃないの?
まだこれ母親が言うのは
わかるんだけど、父親なんて
陣痛のジの字も
知らんじゃろがいっ!
っていうのは、
この場にいる保育士みんな
一致したわけで、
これまで淡々と話しを
聞いていた園長が、